リュカの日記

2006年11月30日(木)

何もする気が沸いてこない。パソコンをいじる気力も沸いてこない。
久しぶりに欝が出てきて苦しかったので、しばらくベッドで横になってた。
タイプの男の子が猥褻される、という現実が溢れすぎてて苦しいのかな。
それとも、以前のように「タイプの男の子が絶対だ」とか、「タイプの男の子のためなら死ねるだろう」みたいな気持ちが沸かなくなって、自分がそうなってしまった事が無意識下で苦しくてたまらない、とか。
タイプの男の子が猥褻されるという現実は、ありふれ過ぎててどうにもならない。自分が生きている事でどうにかなる、という訳じゃないのなら、いっそ惨めったらしく早く死にたい、とか。そんな事を考え続けた。
「人生なんてどうでもいい」と割り切ってしまえばある程度は楽になれそうな気もするが、
それは、「タイプの男の子が襲われる事も含めてどうでもいい」という事になるので、気が咎めて割り切れない。
どうにもならないのなら、自分が死ぬより他にない、とか。
そんな考えでグルグルしていた。
実際は、自殺するような根性なんて、欠片も持ち合わせていないんだろうが。
もしも家族とかに自分の苦しみの原因を説明しなきゃならなくなったら、俺はどう説明するのだろう。
「ネットを始めた事により、普通に生活してるだけなら知りえないような暗くて悲惨な事件を沢山知って、それがあまりに生々しくて、苦しくて苦しくてたまらない」とか、そんな風に言うのだろうか。
しかし、ネットをしている大人の中にも、そんな現実を一切知らずに生きている奴だって沢山居る。殆どの人間達がそうなのだろう。
何十年も生きていながら、ネット漬けの日々を送りながらも、何故その人間達はそれらの陰惨な出来事を知らないのだろう。目に入らない訳が無い。頭にかすらない訳が無い。
多分、そういう人間達は、それを知ったところでショックを受けないだけなのだろう。どうでもいいような日常的な雑事の方が心を占めてる率が多くて、それらを知っても気にしてないのだ。そういう風に結論付けた。
タイプの男の子が猥褻される。それ以上に暗くて最低な出来事は、他に存在しないのに・・・
昨日学校に行ったら、構内にクリスマスの飾り付けがしてあった。一昨日までは無かったはずだ。俺が昨日5時限目の授業を終えて1階に下りた時、ホールみたいなところで生徒達が巨大なクリスマスツリーをいじっているところを目にしたし、多分昨日から飾りつける事になったのだと思う。
そういえば、俺が誕生日やらクリスマスやらで人からプレゼントをもらったのは、ちょうど10年前のクリスマスが最後だったな。
親からCDラジカセをもらったのだ。
そのCDラジカセも、数年前に壊れてしまって、今じゃ全く機能しない。
ベッドに横になりながら、そんな事を色々と考えていたのだが、その間、全く雑音が気にならなかった。相変わらず、外は車やバイクの爆音が鳴り響いてて、両親による廊下の往来等も激しかったはずなのだが、思考が途切れる事が無かった。普段の儀式的な行動も、今日はどうでもよく感じられた。
欝による苦しみは、強迫神経症に勝るのだ、と思った。

今日で11月も終わりなんだな・・・

現在午前5時57分。
学校が終わって家に帰り着いてから、今まで殆どベッドで横になりながら過ごしてた。
ずっと考え続けてた。
主に、あの子に関する事と、男の子全般に関する事についてだが、それを日記にまとめようと思うと、とんでもない文章量になってしまうのでとりあえず今回は割愛するが。
この歳になってまで、社会的な事や経済的な事以外で欝になったり色々悩んでしまうのは、とても情けない事なんじゃなかろうか?
そんな意識が根付いてる。
24歳といえば、もっと現実的な実生活についての悩みを最重要視していなきゃならない年齢だ、と。(もっとも、現実的な実生活というものに俺は蚊ほどの興味も魅力も感じてないが。感じてないが、自意識がそうでなければ情けない、とせき立てる・・。これから30代に向かっていく事を、強く意識させられるからだろうか)
たとえ誰かが「そんな事ないよ」と言ってくれても、俺はそう感じ続けてしまうのだ。
23歳くらいまでなら、欝に沈んだり悩んだりしてても良かったかな。
しかし、24歳にもなって考えてしまうのは情けない。
だからと言って、年齢的なボーダーラインで抑える事が出来る程度に、俺の悩みは小さくない。
だから、欝になったり悩んだりする事を自分に許せた若い頃に戻りたい。
自分にとっての選択肢が、未だ悩む以外に無いのなら。この年齢で欝に沈んだりする事を、素直に認められないのなら。
思う存分悩めるように若い頃に戻りたい。
こんな風に、「そうでなければ情けない」と、『見せかけ的』なものに対して自意識が捉われてしまうのを、『ナルシズム』と言うらしい。
この場合のナルシズムは、自分自身に対しても、他者に対しても向けられたものなんだろうな。
そんな口やかましいナルシズムが絶えず自分をむち打って、苦しみながらも、素直にそれ(悩み)について欝に沈む事さえ気が咎めてる。

眠れない。

何か、昔と比べて凄く文章力が落ちたと思う。
自分が感じている事を、解りやすくハッキリまとめあげる事が出来なくなった。

あの子がそういう目に遭わされてさえいなければ、俺は全ての価値観を捨てても良かった。
むしろ、それによって捨てられる事を望んでいたのか。

今日は午後19時頃に目が醒めた。
今日の授業は2時限目から3時限目まで。
昨日眠る事が出来なかったので、そのまま徹夜で学校に行くつもりだったのだが、午前9時過ぎ頃から意識が混濁し始めて、いつの間にか眠ってしまった。
結局、今日は学校に行く事が出来なかった。


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リュカ

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