リュカの日記

2006年11月09日(木)

少しだけ、この日記の過去ログを読み返していた。
もう、昔ほどの欝を感じる事は出来なくなったし、読み返しても辛い出来事を思い出してパニクる事も無いだろう、と思ったからだ。
2003年頃の日記を読んだ。
昔の俺は、「考えずにいられる時間」というものを切望していた。
なら、考え事がしたくても出来ない今現在の俺の状態は、昔の俺が強く望んでいた状態。
少しだけ、この考え事が出来ない状態に素直に甘んじてみてもいいのかな、と感じられた。
しっかりとした芯を備えていた頃の俺が、「そういう風になるしかないんだ」と判断し、望み続けた状態だから。
それでもやっぱり、深く考えているタイミングで邪魔されるのは、アクビが最後まで出切れないという状態以上に気持ちの悪い事だけど。

俺がそういう目に遭わされた子に対して嬉しく思ったり心を開けなくなっているのは、既にその子がその子に手を出した卑劣な奴のモノになってしまっているように感じたり、その子と二人で話しているつもりでも、常にその卑劣な奴に介入されているような気持ちになったりするからだ、という部分も強いんだろうな。

メッセの子からの知らせは、C君の意識レベルに回復の徴候がみられる、という事だった。
昨日メッセの子の弟とC君の後輩の男の子が、二人でお見舞いに行ってたらしい。そして、夕方になって二人が帰ろうとしたところ、C君が二人の方を見ながら「うーーー」と泣き出したそうだ。
弟君と後輩の男の子はびっくりして、すぐに後輩の男の子がC君の顔をがっしり掴んで「C、誰だかわかる?返事できる?」みたいに聞いたそうだ。
すると、C君が「わかんないよ。うーーー」と、泣きながら首を振って言ったそうだ。
今までもよく皆でC君に呼びかけていたそうなのだが、こんなにはっきりとした反応が返ってきたのは初めてだそうだ。
しかも、その喋り方というのが、植物状態になる以前のC君特有のアクセントだったとか。
たまたまそこに居合わせた主治医によると、意識レベルが回復する徴候だとの事らしい。

昨日の午後21時頃に目が醒めて、そのまま眠る事なく学校へ向かった。
俺は昨日、一昨日と学校をサボってしまって登校する事が出来なかった。
今日、学校の掲示板を見に行ってみると、今週の火曜、水曜は入試で全日休校となっていた。つまり、昨日、一昨日は学校自体が休みだったのだ。
自分がたまたまサボった日が、偶然にも2日連続休日だなんて。
運が良いのか悪いのか。
10月にも休日が2日あったのだが、その10月の休日も、2日とも休みと知らずにサボったつもりになっていた。
こんな偶然あるのだろうか・・
今日の授業は2時限目から3時限目まで。
2時限目の授業は「美学美術史特講」
この授業は、殆どまともに聴いてなかった。
昼休みになり弁当を食べた。
弁当を食べている途中、ある学生が俺に声をかけてきた。
「・・・お名前何ですか?・・・」
意味が分からなかったので返答に困っていると、もう一度「お名前何ですか?」
俺が「○○です」と答えると、「○○さん・・・ですか」
俺は「はい」と返答する。
すると、「・・大学入って友達を作りたかったんですけど、友達になっていただけますか?・・・」と言われた。
この学生というのが、目が小さくて短髪で、顔の肌がガサガサしてて、態度も凄くおどおどしていて、
『変質者ってこんな感じなんだろうな・・・』みたいなイメージが沸き、俺の中に少し嫌悪感が走った。
嫌悪感を感じながらも、俺は「はぁ・・」と『別にいいけど』みたいな感じの返答をした。
相手は、「すいません、ご飯食べてる時に。また・・」という感じで去っていった。
身長は俺と変わらないけど、ひ弱そうな感じだし、負ける事も無いだろう。
もしもこいつが少年好きの下衆野郎だったら・・・、なんて期待をどこかで感じていたと思う。
また、今後関わるようになったとして、向こうが俺に対して『同類だ』みたいなにおいを感じ、何かを打ち明けて来るような事があったら通報してやる、みたいな妄想をも浮かべてた。
他の学生が授業関係以外の事で俺に声を掛けてくるなんて、多分1年ぶりくらいじゃなかろうか。
リアルで復讐欲を満たせる可能性のようなものを感じ、少し新鮮な気持ちになった気がする。
3時限目の授業は「哲学概論」
この授業も、殆どまともに聴いてなかった。
授業が終わり、図書館に向かった。
図書館で「24」のDVDを2話分観てから家に帰った。
本当は、更にあと2話分観るだけの時間的余裕があったのだが、昨日から眠っておらず、意識が朦朧とし始めていたので切り上げたのだ。
現在午後18時32分。
眠くて眠くてフラフラだ。
今日はそろそろ眠る事にする。


 < 過去  INDEX  未来 >


リュカ

My追加