メッセの子の周りに居る男の子、A君とB君を、何故だか俺があずかる事になった、という夢を見た。二人とも中学2年、13歳で10歳以下に見えるような男の子だ。 二人は、とても酷い境遇から逃げ出してきた、という設定だった。 俺が昔住んでいたマンションの方で、二人の面倒を見る事になった。 テレビゲームをやらせたり映画を見せたりしてたと思う。 ある日、A君かB君がマンションの廊下で、隣人の笑福亭鶴瓶に腕をつかまれて、その隣人の部屋の中に引っ張り込まれそうになっている場面を目撃する。 その隣人は、俺があずかる男の子に対して、「いやらしい事をさせないと勘弁しないぞ!」みたいな事をほざいている。 俺はそいつに「やめろや!!」みたいな感じで食ってかかって、男の子をそいつの手から引き離した。 別の場面。 今度は、笑福亭鶴瓶に腕を引っ張られたのとはまた別の方の男の子が、マンションの廊下で外人に腕を引っ張られ、そいつの部屋に引っ張り込まれそうになっている場面を目撃する。 そいつは英語で何かをわめきながら、その子に地獄を見せようとしているのだ。 俺はまた、今度は映画などでよく耳にする「やめろ!!」という意味の英語(目が醒めたらその単語を忘れてた)を叫んで、そいつの手から男の子を引き離した。 別の場面。 その子達が逃げ出してきた先で、以前その子達をあずかっていた、というオッサンが俺の前に現れて、その子達を引き取りに来た。 そのオッサンはショタコンだ。 俺はそいつを追い返す。 別の場面。 A君とB君が、どこかの集落みたいな場所で、腰に刀を差した人間達によって木柱に縛り付けられている場面になった。 その場所は、江戸時代あたりの部落の集落みたいなイメージだ。 どうやら、男の子達に欲をぶつけようとしたショタコン共に逆らった事が問題になったらしい。 俺は二人を助けようとするのだが、パプワに出てくるガンマ団みたいな組織の奴らに取り押さえられて、そこの本部に連れて行かれた。 そこの本部には、マジックが居た。 そこで、俺はパプワの中のショタコンキャラであるシンタローみたいなポジションなのだろうか、と認識する。 また、その中には俺の現実の父親も居た。 そして、俺に「その男の子達を処刑する」みたいな事を言ってくる。 俺は、「あの子達には『お前らの勘弁を求めなきゃいけないような理由』なんて何もない。そんな事をされなきゃいけない理由もない」みたいな事を言うのだが、「何を言っているのか分からない」みたいな返事を返される。現実と同じだ。ハラワタが煮えくり返ってしょうがなかった。 最終的に、俺も含めた多数決で、その子達を生かすか殺すか決める、という話になった。 多数決が行われ、僅差で「その子達を処刑しない」という意見が勝った。 しかし、ニヤニヤといやらしく笑うオッサンが、A君とB君が縛り付けられている木柱に火をつける。柱は足元から燃え上がる。魔女狩りの火刑みたいな感じだ。 そいつは、「多数決の時、足元に引かれていたラインをお前が踏んではみ出していたから、さっきの投票は無効になった」、みたいな事を言っている。 俺は刀を拾ってその子達を柱に縛り付けているロープを切った。 既に、その子達の足は真っ黒に焼け焦げてしまっている。 俺は、悔しくて悲しくて、どうしようもなく憎かった。 人間達が俺に対して「やめろ!」みたいな事を言うのだが、かまわず俺はそいつらに斬りかかっていく。 俺はそいつらに、よってたかって斬り殺された。 そんな感じの夢を見た。 結局、その子達が無事に助かったのかどうかも分からない。 悲しい気持ちで目が醒めた。 時間は午前9時過ぎだ。 俺は、そんな漫画の中に出てくるヒーローみたいな人間ではないんだけどな。 タイプの男の子の存在や、それを取り巻く人間達、社会に対する俺の中のイメージが、形となって投影されたような夢だった。
今日の授業は1時限目から4時限目までだ。 俺は2時限目の途中から出席した。 2時限目の授業は「西洋美術史」 俺がこの授業に出席するのは、およそ半年ぶりくらいであろうか。 3.4時限目の授業は「彫刻」だ。 この授業に出席するのは、後期になってからは初めてだ。 粘土で形を作りながら、例の獣姦させられた美少年の事を考えていた。 どんどんきつくなっていき、体の中が掻き毟られるような気持ちになった。 2時間くらいはそんな状態が続いたと思う。 いつの間にか、その感覚は失せていた。 残りの1時間は、周りの生徒達の雑談内容に耳を傾けながら、ただ黙々と彫刻の仕上げに取り組んでいた。 1つ作品を作り終えたところで、授業時間は残り20分くらいになっていた。 この授業は割かし「自習」みたいなところがあるので、俺は帰る事にした。 帰り際、彫刻の先生から「○○君は全然作ってる量が足りないから、このままじゃ卒業制作に間に合わない」みたいな説教を受けた。
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