昨日は早めに眠りに就いた。 眠っている時、昨日の午後19時頃にメッセの子からメールが来て、一度目が醒めた。 「○○君が取られた部分は俺にとって一番貴重で価値のある部分でした。○○君にとってもデリケートな場所で大事な場所だと思うし・・・だから余計にきついです」 ボーっとメールに目を通しながらも、俺はそのまま眠ってしまった。 眠りながらも、俺は○○君の事が意識され続けていたと思う。 もしかしたら、定期的に目が醒めて、その度考え込んでいたのかもしれない。 タイプの子なのに、性器の肉を切り取られたんだ。 『タイプの子なのに』という言葉、もう使い過ぎててリアリティが感じられない。 『○○君みたいな子が、肉を切り取られたんだ』と考えた。 一瞬だけ、その信じられないショックが認識された。それもすぐに消えてしまったのだけれど。 目が醒めるような、そんな『一瞬のショック』を、定期的に何度か感じた。 本当に取られたんだ、取られたんだ、取られたんだ・・・ あんな幼い○○君が肉を切り取られたんだ・・ まだ13歳・・ もしかしたら、当時は12歳だったかもしれない。 信じられない気持ちになる。 そんな事を考えながらも、俺はまた眠っていた。 眠りながら、何故だか『とりあえずの安心』を得られるような状況になったと思う。それは何だったのだろう。 親父が家を出て行き、もう二度と戻らない、という内容の夢を見た気がする。 それでとりあえず安心したのか。 「これでいつでも考えられる」、と。 リアルタイムの話。 今日の日記を書いていて、また親父に邪魔された。 そして、1時間以上奪われた。糞忌々しい。 俺が何かを感じ、それを日記に吐き出そうとしても、かならず親父が俺の邪魔をしてきて、俺の感じている「何か」を、全て糞親父に対する憎しみに摩り替えられてしまうのだ。糞・・・・ やっと親父と母親が家を出て行ったので、また日記を再開する。 うつらうつらと○○君の事が意識されている最中、最終的に今日は午前7時半頃に目が醒めた。 メッセの子から、さらにメールが来ていた事に気づく。 3通着ていた。 昨日の午後22時半から23時頃の間に来ていたらしい。俺は眠っていたので気づかなかった。 後輩と二人で放浪していて、神戸で発見されたという△△君についての内容だった。 「△△がやっと東京に戻ってきた」 「△△達を保護したの××警察ですってよ。夜中にもあいてるダイエーにいたら一度お巡りさんに姿を見られちゃってそれから近くの公園に逃げて姿を潜めてたんですって」 「リュカさんも知ってる場所かもしれないですね。××警察の範囲内って事だし」 との内容だった。 驚いた。 ××警察といえば、俺が昔よく補導されていた警察署の管轄だ。 警察署、じゃなくて各交番だとしても、俺は入った事があるだろう。 しかも、深夜に開いてるダイエーって。 俺が、この日記でもたまに「昨日からの徹夜明け。ダイエーにお菓子を買いに行ってきた」みたいな事を書いている、まさしくそのダイエーに違いない。めちゃくちゃ近所じゃん。 同じ神戸市内で△△君は発見された。 しかも、俺が住んでる××区内。 しかも、俺が通っていた中学の校区内。 しかも、中学の校区どころか、さらに範囲を狭めて俺の小学校の校区内じゃないか。 こんな、自分の家から目と鼻の先にあるような場所に、メッセの子からしょっちゅう話を聞いている△△君とその後輩が居ただなんて。 この△△君。実は、俺が中学の時に好きだった後輩と同じ苗字を持っている。 その後輩と同じく、△△君は小柄で幼い可愛い男の子なので、俺はこの子は俺が好きだった後輩の従兄弟か何かじゃないだろうか、と常々思い続けてきた。 そして、メッセの子に、「その子に神戸に親戚は居ないか聞いてみて」と頼んだ事が何度かあった。 △△君は、「自分は会った事は無いけど、神戸に〜歳くらいの親戚が居るってのは聞いた事がある」と答えたそうだ。 その〜歳くらい、という年齢が、ちょうど俺が好きだった後輩の年齢に該当してて。もしかしたら、やっぱり△△君は俺の後輩の親戚なんだ、みたいな事を確信は出来ないけれど思ってた。 で、メッセの子が昨日のメールで、△△君が近くの公園に身を潜めていたというのだが、その公園も多分俺は知っている。 ダイエーを下っていったところに、フェンスに囲まれた大きな公園が一つある。俺が小、中学生時代よく遊んでいた公園だ。 その公園、俺が好きだった後輩が住んでいるマンションの、ちょうど真隣に位置してる。 △△君は、自分の神戸の親戚に会った事も無いそうだから、俺の後輩がその子の親戚だとしても、その住所は知らないだろう。 でも、△△君は後輩の住んでいるマンションのすぐ真隣の公園に身を潜めていて・・ 一体何の因果だろう。 本当に奇跡的だな。 もしかしたら、△△君を保護した夫婦も、そのマンションの住人かもしれない。 さすがに、俺の後輩の家が△△君達を保護しただろう、なんて事は無いと思うけど。
切り取られたんだ・・・
今日も学校に行ってきた。 時間割を見ると、今日の曜日の科目は、全て試験の無い授業になっていた。 だから、追試がある、なんて事は無いだろう。 だけれど、親が弁当を作っていたので、それを持ってとりあえず学校に向かう事にした。 学校に行く途中、本屋に寄って今日発売の小説「DEATH NOTE ANOTHER NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件」を買った。 それを読みながら学校に向かった。 学校に到着し、俺は学生ホールで弁当を食べながら本を読んでた。 食べ終わった後、図書館に行って海外ドラマ「24」のDVDの続きを観た。 DVDは2本観た。 それから、家に帰ってきた。 学校に居る間、また行き帰り中も、ずっと○○君の事が浮かんできつかった。 あいつに一体何の権利があって・・、とか。 あいつは、指を通すなんて本来ありえない事をやったんだ、とか。 乾燥させるために、その肉片に何かを注入したのだろうか、とか。 全部が全部ありえない・・、とか。色々な事が意識されててきつかった。 今日は学校に行ったけど、授業や単位と関係のある事は何一つしなかった。 しなかった、以前に関係ある事自体が『なかった』だけど。 帰り道、メッセの子とやりとりしていた。 メッセの子が、△△君から聞いたダイエーや公園付近で見つけた目印を色々説明してくれたので、俺はそれらを写メに撮って、メッセの子に送る事にした。 だから、学校帰り家に帰らず、そのままダイエーや公園に向かった。 そして、△△君が主張した通りの目印を見つけて、写メを撮り、それをメッセの子に送り、「△△君に、この写真の場所かどうか聞いてみて」と頼んだ。メッセの子は「△△に送ってみます」と返事をしてきた。 しばらくしてから、メッセの子から再度メールが来た。 「やっぱりそうでしたよ。間違いなかった」 俺が予測を付けたダイエー、公園で合ってたらしい。 ダイエーどころか、公園まで合ってたなんて。 そこに△△君達が居たのだ。 凄い偶然だな。 その後、俺は一度家に帰ってきた。 そして、メッセの子としばらくやり取りをした後、この前借りた新作DVD「ディック&ジェーン」を返却するためビデオ屋に向かった。 今日はビデオが半額の日だ。 「ランド・オブ・ザ・デッド」「イズ・エー」「あずみ2」「悪魔の住む家」をレンタルしてきた。全部DVDだから、パソコン重くなるし見辛そうだな。 「悪魔の住む家」だけは新作だ。
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