現在午前0時02分。 あの子が10代の少年で居られるのも、あとたったの2日間。 時間が流れていくのが、本当に早く感じる。 自分が23歳になってから、もう4ヶ月近くも経つのだ。 あと2日しかないのか。 モヤモヤとしているのが嫌で、その子の誕生日が終わるのを待っているような感じでもある。酷い事に。 一度終わってしまえば、もう2度と帰ってこない事だと言うのに。 それなのに、プレッシャーを受け、心の中で、その残された時間が早く終わってしまう事を望んでしまう。 なんで、余裕を持ってわずかな時間を慈しもう、という気持ちになれないのだろう。性格的な問題か。 あの子と知り合ったのは、あの子がまだ17歳の頃だった。 そして、あの子と別れたのは、俺の誕生日の数日後だ。 そう言えば、俺はあの子の誕生日をあの子と過ごして祝った事も、それについて話した事も無いんだな。
この1週間、サイト運営をお休みし、せめて考える時間だけは増やしてる。 大して何も浮かばない。 解決法なんて無い事を、すでに嫌というほど知ってるのだから。
また少し、ゲームにログインして戦っていた。
よりにもよって、タイプの男の子が汚い奴らに陵辱されたり、レイプされたり。 俺にとって、絶対にあり得ない事がこうも立て続けに起きたのに、 ショタコンが死のうが、人間が宙に浮こうが、宇宙人が来ようが、今更驚く気がしない。 絶対にあり得ない事を目の当たりにし続けたこの俺が、今更それ以外の何に驚くと言うのだろう。
午前6時少し前くらいに、メッセの子からのメールで目が覚めた。 1時間も眠れなかったな。 「常に見られてる感じで怖いです・・」との事だった。 あの女が霊になって居るのだろうか。 メッセの子からのメールで目が覚めてから、何故か頭痛と耳鳴りが止まらなかった。以前金縛りにあった時、霊の近づく気配が強まると共に、耳鳴りも強くなって行ったっけ。 もしもそいつが居るとするなら、メールを伝って俺の方に来たのかな、と感じて、少し怖くなった。そいつは俺の事も知ってるし。 とりあえず、PCで音楽をかけっぱなしにしてみる。
そのまま、午前9時過ぎくらいまで眠れなかった。 しばらくして眠りについて、恐ろしい夢を見た。 俺が、中学時代の野球部の奴らのグループと一緒に下校している。 そこに、同じ中学ではあるけれど顔見知り程度の知り合いでしかない、別の同級生グループと遭遇した。 そのグループの、リーダー格の奴の家で遊ぶ事になった。 全員、そいつの家に集まる。 家の中は薄暗い。 そのグループの中に、豚ゴリラのような奴が居た。 調子乗りでウザイので、中学時代俺はそいつを嫌悪していた。 憎たらしい顔で、何かをベラベラと喋っている。 突然そのグループのリーダー格の奴が、笑いながら豚ゴリラの事を押さえつける。 ズボンを脱がす。小学校時代の、お道具箱に入っているような丸っこいハサミを取り出す。豚ゴリラに向かって何かを言う。「お前って根性あるよな?」みたいな内容だった気がする。豚ゴリラは引きつった笑顔で、目に涙を浮かべている。「や、やめろや〜・・」みたいな感じで。 それを見ていた俺は恐ろしくなる。野球部グループの奴らも、恐怖で顔が引きつっている。 そのグループのリーダー格の奴が、豚ゴリラのペニスの皮に、その切れにくそうな丸っこいハサミを押し当てる。 恐ろしさのあまり、俺はその光景に背を向ける。 「ヤンキーとは聞いてたけど、こいつってこんなにヤバイ奴だったのか・・・」と思った。 それから、ジョキジョキッっという布を切るような音が聞こえ、同時に豚ゴリラの張り裂けんばかりの叫び声が。 野球部グループの奴らは、ビビリながらもその光景を凝視している。 突然、そいつらに背を向けている俺に、そのリーダー格の奴が声をかける。 「○○(俺の名前)、そんなに怖いか?」 ビクッとなった。矛先が自分に向いた。 ヤバイヤバイヤバイ・・・ 「俺と、こいつのペニスの皮の切り口と、どっちの方が怖い?」と聞かれた。 俺は、「分からない・・・」と答える。 そいつが俺に向かってくる。 ここで目が覚めた。 こんなに恐ろしい悪夢を見るのは久しぶりだ。 それからしばらくし、また眠りについた。 最終的に、午後15時過ぎに目が覚めた。 あの子の誕生日まであと1日半くらいしか無いのに、こんな時期に昼夜逆転なんてしたくない・・・ 今日は早めに眠りについて、なんとか明日の午前中には起きなければ。
左奥の親知らずが疼いている。 奥歯というのは全体像が凹形になっているけど、今までこの上の2つの部分だけが顔を出していたのだが、最近さらにもう少し伸び、歯茎から突出していた部分が繋がった。 繋がった部分は前方で、今はU字形に突出している。
俺が眠っている時に、「ジャンプ買ってきたから」みたいな事を言われた気がする。夢だと思っていたのだが、目が覚めた後廊下に出ると、廊下に今週号のジャンプが置かれていた。 弟だろうか。何で買ってきてくれたのかは分からない。 半分ほど、ジャンプを読んだ。
睡眠不足のせいもあるのか、今日は特にボヤけてる。 脳の中にモヤがかかっているような感覚で、頭がボーっと働かない。 大して、何も考えられない。 気分が悪くて、さっきトイレで少し吐いた。
頭をスッキリさせようと思い、風呂に入った。 湯船に浸かり、ボーっと色々考えた。 上がる時、リビングから親父の馬鹿デカイ話声が聞こえてきて、全部ぶち壊されたような気持ちになった。 自己顕示欲丸出しだな。本当、どうしようもなく迷惑だ。 こういう、自分の中であの子に対して区切りになりそうな大きな瞬間、 今まで毎回必ずと言って良いほど、親父によってぶち壊されてきた。 さすがにそういう時は俺もブチギレ。 そこから、親父による逆ギレで、さらに思考を侵害される。 もう全部グチャグチャだ、というのがいつものパターン。 だから、今日はグッと我慢した。 ぶち壊されたけど、これ以上親父によって壊される事を無くする為に・・・ 許さない。
あの子はどんな気持ちで、自分の10代の終わりを受け止めているのだろう。 一度見聞きしただけなので、3月22日で合っているのかどうかも怪しく感じられるけど。 普段あまりしないけど、以前あの子が残した文章で、ログを保管していたものを読み返す。 とても切なくなってくる。 心にクルような事でもあればと、抵抗があり、普段は読み返さないので、どんな言葉をかけてくれていたのかも、漠然としか記憶に残っていなかったけど。読み返してみると、本当に優しくてよく気のつく、良い子だったんだな・・・、と。俺とは正反対の性格で、ツボにハマる存在だ。 俺と同じようなオッサンに酷い目に遭わされたのに、あまりに俺に対して都合の良すぎる性格だ、と痛々しく感じていたのを思い出す。 「いつか辛くなくなった時に」みたいな事も言われていたけど、たとえ辛さが無くなったところで、その「いつか」が来ない事を、俺は当時から痛感していた。そういう意味でも、何だか裏切っているような気持ちが拭えない。 あの子がそういう目に遭わされた、という話が、もしかしたら作り話ではないか、という可能性も信じたかった。 作り話であるのなら、いつか言ってくれるだろう、と。 今でも、それが嘘であるという可能性を信じたい、という気持ちが心の底に残ってる。 結局、あの子の口からそれが「嘘だ」と言ってくれる事もなかったな。
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