今日は11時過ぎに目が覚めた。 2時限目から授業があったのだが、遅刻して2時限目の授業を受けることはできなかった。 昼休み中に学校に到着して弁当を食べた。 昼休みが終わり、3時限目の授業が行われる教室に行ってみると、先生も生徒もいなかった。 掲示板を見に行っても休講だとか教室移動だとかは掲示されていなかった。 訳が分からなかったけど、寝不足だったのでそのまま教室で眠ることにした。 昨日ベッドに入ったのは午前6時過ぎだ。 最近、夜更かしする習慣が付いてしまっている。 半分眠りながらも色々と考えていた。 自分のタイプの子相手に無理やり欲求を満たしている奴がいる。 どうしようもなく悔しい気分になってくる。 ネット上でタイプの子と恋人になれたけど、実際会ったりはできないので何となく満たされない気分だ。 でも、ネット上だけでもタイプの子と関われているので他のショタよりは恵まれた状況なんだろうな。 宇多田ヒカルの「光」という歌がキングダムハーツで使われていて結構好きなので頭の中で歌詞を思い浮かべてみた。 この歌は一人称が「僕」で詩が少年っぽい。 頭の中で勝手に、自分が好きだった子からの言葉だという事にしてみた。 少し元気付けられた気分になったが、何となく虚しい。 今までで一番好きになれた子が、中学時代の後輩なのだが、その当時の姿の後輩と付き合う事は絶対にできない。 だから似たような体系の子を求めてしまう。 面影を追っているといったやつなのだろう。 でも、似たような子に恋愛感情を抱くというのは擬似的な感情なのだろうか。 なんだかスッキリしない。 未だに一番付き合いたいのはその当時の後輩だ。 これはどうしようもない事なんだろうな。 友達に貸している本やゲームを数ヶ月前に「返してくれ」とメールを入れた。 「今は無理」と言われて、それっきり音沙汰なしだ。 もう一度催促してみようか、とも思ったが、なんだか面倒だ。 3時限目の授業時間が終わり、4時限目の授業が行われる建物に行った。 その建物の教室に入ってみると誰もいない。 さっき掲示板を見た時、4時限目の授業でも休講や教室変更の掲示はされていなかった。 訳が分からなかったけど、そのまま家に帰った。 最近やたら心臓が痛む。何かの病気だろうか。 こういった風に体調がおかしくなると「これで死んだら寿命でいいや」と思えて、少しだけホッとする。
ボーイフレンドの子からメッセが入った。 なんでも明日、自分に悪戯してきた奴等に復讐するのだそうだ。 かなり心配だったので、色々と質問してみた。 逆に酷い目に合わされたりはしないか、危なくなっても絶対に逃げ切れるのかと。 「俺は絶対に大丈夫だから」「復讐しないと自分は一生その事で苦しむって分かってるから」と言ってきた。 だから止めない事にした。 それでもやっぱり心配だ。 こんな子が復讐まで考えないといけないなんて本当に悲しい。 今までもその事でとても苦しんできたようだ。 なんでこんな子をそんなに酷い目に合わせるのか。 そいつ等は本当に殺されても仕方の無いことをしている。 本当なら俺が代わりに復讐してやりたいところだが、それも無理だろう。 だから、その子がされた事以上の思いをそいつらにさせてやる事を応援する事にした。 その子と「明日は絶対に逆にエロい事されたり、怪我させられたりしないように」と約束してもらった。 もし危なくなったら復讐よりも自分の安全を優先するようにも約束してもらった。 復讐しようとして、逆に返り討ちにされて、さらにその子が傷つくような事になったら本当にやりきれない。 でも、復讐しないと今までのようにずっと苦しみ続けることになるだろう。 本当に悩むところだが、綺麗ごとで済まされる問題でもない。 その子は聞いたところによるとかなり体が小さいらしい。本当に危なくないか心配だ。でも作戦があると言っていた。 とりあえずその子が明日無事に復讐できることを祈ることにした。
やっぱりどう考えてもその子が受けたのと同じ苦しみをそいつらに味合わせてやる事はできない。 相手は本当に恥知らずな奴らしい。それに比べてその子は本当に純粋な子で年も幼い。相当パニックを起こしたのだろう。 「復讐しても、○○が受けた以上の苦しみは与えられないと思う」と言うと「それはしょうがないです」と言ってきた。本当に嫌になる。 今のところ、その子が相談できる相手は俺だけらしい。 そういう話を聞くと本当に苦しくなる。 「こういう話を聞かせてリュカさんにも迷惑をかけてしまってすいませんでした。でも、リュカさんに相談できて俺はちょっと安心っていうか嬉しいです」と言ってくれた。 自分が散々酷い目に合っているのに俺に謝ってくれるなんて、なんて健気な子なんだろう。その子と話してると本当に泣けてくる。 本当に不公平な世の中だ。
少年というのは本当に健気だ。あまりにも健気過ぎて可哀相に感じる事もある。 でも俺は少年のそういった素直で健気なところに惹かれ、少年が大好きになったのだと思う。
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