囁き
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2004年07月29日(木) 少年刑務所

 授業の一環で、施設見学に行ってきたですよ。
 ・・・茶かす気にならんな。最初は突っ込み系の日記を書くつもりでいたんだ。いや、書けるって思ってたって言うのが、本当だな。言ってみて・・・書けねぇよ、ネタじゃあね。

 前夜から、少しの緊張もあった。少年刑務所・・もう、罪を犯してもいけないんだからね、僕は(笑)。で、軽く説明受けて、中へ・・・
 と、どこまで書いていいのかな?正直、わからんが・・・案内され、警告音がなる扉の向こうは、別世界といってもいいものだった。違う空気。知らない雰囲気。重いんだ、空気が。正直、施設内を歩いている間、白昼夢を見ているような感じがしていた。現実感がない・・・いや、受け入れようとしてないのか?
 仕事をしているところなんかを見させてもらったんだけど、向こうの人が気を使ってくれたのかな?いや、僕らにか、受刑者にかはわからないけど・・・歩いてくる受刑者を、連れてる刑務官は全部別の道、中には回れ右させて見せないようにしてた。やっぱり、珍しいんだろうね。結構見られてたよ。特に、女の子。刑務所内にはいないからね。移動するときも、二列になって真ん中のほうに並んでくれっていわれてね。
 仕事場もすごかったんだけど、なにより驚いたのは、収容されてるところ。今の日本の刑務所、過剰収容が問題になってるんだけど、あそこまでひどいと思わなかった。6畳に8人。3畳に2人。今年みたいな暑さは、どうやってすごしてるんだろう?
 感想・・・というか、お礼の手紙みたいなもんにも書いたんだけど、彼らは確かに罪を犯したかもしれない。けど、過剰収容と、その影響は罰ではない。ある意味、必要以上の罰を受けてるような気がしてね。自分よりも年下の人間が、そういう場所に、ある意味押し込められてるってのは、少しショックだったかな。
 ・・・なんかね、回ってるときに、ひとつの部屋の棚に、僕もたまに読んでる雑誌があってさ。それが一番、現実なんだって思わされた。あぁ、そこまで年変わらないんだなって。本来、16歳〜26歳までが入るところ(刑期により、二十歳以上がいる場合もあるからね)。同い年がいてもおかしくないんだよね・・・
 出るとき、新しく入所する人と鉢合わせしちまったりもしたけど、後は特に書くことないかな。・・・いまだにそいつの面、忘れられないけど。16、7位の子だったよ。見た目はそんなにやばそうじゃなかったけどね。なにをしてこんなとこまで来たんだか・・・

 そう。あとひとつ、悲しくなったのは、再犯率のこと。再びあそこへ戻ってくるのは、約30%。10人に3人は戻ってくるんだ。なんでなんだろうね。
 やっぱり、被害者と加害者の意識の温度差の問題なんだろうか。被害者が思うほど、加害者はそれを問題にはしていない。だからこそ、繰り返すのかな?今、それについて問題になってるっしょ。例えば、ロールプレイングって言うのがある。アメリカの手法なんだけどね。罪を犯した情況を、被害者、加害者の立場で、その人にやらせる。でも、日本でそれをやったら、壊れちゃうような気がするんだよね。しかも、殺人とか強姦みたいなもんじゃないと、出来ないでしょ。窃盗で入ってる人もいるからね。難しい話だ・・・


 なんかね、誰しもあそこに入る可能性はあったんじゃないか、あるんじゃないかって思う。僕を含めて・・・いや、それこそ、かなり前のほうにいるだろうね。元から、性悪説派だし、自分に自信はないし。だからこそ、しっかりと考えなきゃいけないんじゃないかなってね。しっかりと迎えること。それくらいしか、出来ないだだろうけどさ。


 書き残しはいっぱいあるけど、終わり。止まりそうにないもん。それに疲れたし・・・いるだけで、体力削られてった気がするわ。
 でも、いい体験だったよ。いろいろと考えさせられるし、自分を見つめることが出来た。


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