囁き
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2004年05月30日(日) 〜『殺意』〜

 もう、眠ってしまおう。

 指でなぞる三日月が咳き込む前に。

 もう、眠ってしまおう。

 明け方の紫を追い続けられるわけもないから。

 舞い落ちる羽は水溜りに浮かび

 反射してもらえず踏みにじられる。

 聞こえぬ叫びをどう知れというのだ。

 見えぬ拳をどう受けろというのだ。

 輝きを排除した部屋の中

 振りかざしたナイフから流れる涙を飲み干し

 時とともに訪れる緩やかなまどろみの中

 殺意に満ちた瞳さえも

 飲み込み、吐き出す。


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