囁き
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2001年04月11日(水) 見えるもの

 僕が見えているものは、本当に全てそうなのかを考えたことはない?
 僕には赤く丸い林檎も、もしかしたら白くて四角いものだったり・・・誰もがそういうから、それは信じられるけど・・・

 それは、なにも目に見えるものだけじゃなくて・・・例えば、親友と思っている相手が、向こうはなんとも思っていないこともある。それも、多く・・・気にしてたら生きてはいけないだろうね。思いの擦れ違いなんて、本当に多いんだ。いちいち恐怖することもないよ。信じている方が愚かなんじゃないかって、そう思う。
 思いを信じること・・・それが出来る瞬間は、確かにある。けど、信じ続けることが出来ない。僕という人間は。不安になることもあれば、どうでもいいと思うこともある。それこそ、その日の気分なんだと思う。
 でも、逆はつらいよね。親友だと思っていてくれる奴に、それほどの思いを投げかけることが出来ていないと知ってしまうとき。でも、何を思っても、それ以上なんてあげることなんて出来ないよ。少なくとも、今の状態では。

 なんか、書くことがずれてきてるなぁ・・・僕は、『思い込み』って言葉を一番恐れ、そして、好んでいる。それは、誰の心にもあるものだから。『そんなことはない』。そういう人に、尋ねて見せよう。

『それこそが思い込みでないと、なんでいえるんですか?』


『黄昏の境界』
『たまにね 自分の存在に不安になるんだ
街のどこかにいる君に囁く
いつも君は僕のほうを向いて
それでも視線は別のものを探していた
君のことを好きだと思っているけど
そんな根拠はどこにもないんだ
ただ僕がそう思っているだけで
実際はどうなんだろう
たまにね 自分の存在に不安になるんだ
街を彷徨っている僕に呟く
いつも僕は君に向かって
心からの愛の言葉を投げかけているけど
それが本心なのかを知る術は
一体どこにあるのだろう
「自分は信じている」
多くの人はそう言うけれど
「ただの思い込みだよ」そんな一言に
全ては崩れ去ってしまうはず
自分の存在なんか
本当に不確かなものだと感じることはないかい?
もしかしたら君だって
誰かの夢なのかもしれないんだ
眠りが覚めてしまったら自分は
一体どうなってしまうんだろう
ああ きっとそれが
死というものかもしれないね
不確かな自分が信じる存在は
やはり不確かなものでしかないのかな?
黄昏の境界で
ふとそんなことを思う
嫌いな奴も 好きな映画も 美しい景色も 君への想いも
誰かの夢の中だと思ったら 怖い
自分はここに存在していると
叫んだところで一体何になる?
信じられる?でもそれは思い込もうとしているのとは違うのかい?
辛い夢なら覚めて欲しい
そう思う人は多いけれど
もし全てが夢だったなら
君はいったいどうするんだい?
黄昏の境界で
ふとそんなことを思う
太陽と月が入れ替わる
そんな時に』

 この歌、前に一度書いた事があるかもしれないけど・・・自分に思い違いがあるんじゃないかって思うから、人にもそれが反映されているのかもしれないね。親友だとかなんとか、言われればいわれるほど、こんな事を考えてしまう。恋愛感情であれば、更に強く・・・自分に自身がないだけかもしれないけど・・・そんな人間じゃない、ってね。好かれることなんて、ないって・・・
 これも前に書いたけど、今の僕と彼女の環境が変わった時、向こうがそう思って(ある意味それに気がついて)しまうんじゃないかって・・・いや、距離とかじゃなくて、日常でもね・・・それはやっぱり、怖い・・・
 この想いが、いつか重荷に代わってしまうんじゃないかな・・・そうも思うけど・・・これは今度書こう・・・


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