2010年06月16日(水) |
「マードックからの最後の手紙」 |
きょう楽譜が届きました。 樽屋雅徳「マードックからの最後の手紙」。 今週の土曜日から練習に入ります。
定演後に知った曲ですが、 これもまた、とてもいいメロディーに満ちた曲です。 去年の「べんべこ太郎」と同じくらいやる気になってます(笑) 樽屋作品の中の20数曲と、その他何十曲かを聴く中で、 これに決めました。 決めてからも数週の間、数日ごとに聴き直して、 本当にこれでいいか、あちこち検討して、太鼓判捺しました。 「マゼラン」ほどは難しくないだろうと予想しています。
どの曲を決めるにも、かなり神経使うのですが、 レンタル譜は、絶対すぐに使わなきゃいけないので、 とても慎重になります。 どれも安くないですし。。。
この曲には、去年の「べんべこ太郎」のような、 わかりやすい物語はないようです。
作曲者の弁を転載しておきます。 (フォスターミュージックのサイトより)
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1912年4月、世界最大の豪華客船として、ニューヨークへ向け出航したタイタニック号は、その処女航海を終えることなく、海の底へと沈んでいきました。 マードックは、タイタニック号に乗船していた1等航海士であり、船が沈む最後の瞬間まで勇敢に乗客の救出にあたった、乗組員の一人です。 彼は、航海中家族に手紙を書くのが日課であり、そこには自分の近況はもちろん、家族を気遣う思いが必ず綴られていました。 そんなマードックからの「最後の手紙」には、乗客達で賑わう船上の様子や大西洋からの美しい眺め、そして事故を予感させるアクシデントについて、語られていたかもしれません。 曲はその手紙をアイリッシュ調のメロディーで綴っていきます。 マードックからの最後の手紙を「読む」ように聴いていただけたらと思います。(樽屋雅徳)
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