あて先も戻り先も書いてない封筒に手紙を入れて投函した途方に暮れる郵便屋さんの手でくるくるくると行き先迷ってどこへ行く光と影はくるくる混ざって大人の都合できれいな緑色になりました窓の近くで誰かがボートを漕いでいる夢と現実をぐるぐると行ったりきたり時折ちらちらと見える鮮やかな緑が目に痛いきれいな言葉ばかりつづった手紙はどこにも届かずごみの中わたしもようやく目を覚ましくるくると鮮やかな緑の向こう側全部全部落ちていく