ありきたりの言葉だけれど この空の下繋がっているよ
ぼくが吐いた氷の結晶になった息を 冷たい風がさらっていって そのままきみの頬をくすぐるように通り過ぎる
まぶたの上に溶けるように降り注ぐ春の日差しは ぼくにもきみにも平等に落ちてくる 雨は静かに行く道をふさいでしまうけど きみも雨宿りをしていると思えば 少しだけ立ち止まるのも 悪くない
この空の下繋がっているよ 鍵がひとつくらいなくなっても 靴が片方脱げても 隣にぼくがいなくても 体中できみと、世界を通して繋がっている この世界で 繋がってるよ
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