2006年12月13日(水) ねむれない夜に
 

明けない夜を抱いています
おなかの中に、小さな暗闇をこっそりと眠らせて
わたしは小さく寝返りをうつ

これからさきに
増えることはなく
ただただ減り続けていくばかりの
かげろうのようなものにしがみついて

朝には さしのべてくれる掌があることも知っている


明けない夜を抱いています
もう温度はないけれど
きみの名前を 呼んでいます
届くことのないように消え入るような小さな声で





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