身体の節々も思考も言葉遣いもものの捉え方もかたくなるかたくなるかたくなるあの日抱いていた綿菓子のような柔らかい感情もいつの間にか、触ると少しひんやりする 固形物に変わっててちょっとの衝撃で ぱきんと割れたかけらを拾い集めてどうやったら柔らかくなるのか 考える考えているうちにどんどん体が丸まって小さく縮こまりながら 考えるそのまま かたくなっていずれ ぱきんと割れる日がくるのかもそうしたら 誰かが拾い集めてくれるといいなと思いながら目を閉じた