Dozy days

2005年03月30日(水)

ハワイ日記 どきどきイベント後半

3月29日、ライブと握手会。抽選会が終わり、一旦亜弥ちゃん引っ込む。歌の準備。わたしも心の準備をするけれど、むりむり。超息切れするもん。すはー すはー。死ぬー。そこに101回目のkissのオープニング曲。あわわわ ピンクのセンスとか持ってないけどいいんですか!ジュリアナハワイですか!(ジュリアナとか言ってわかんない10代もきっと居るよな!つか亜弥ちゃんは知らないよね、お姉ちゃん悲しいよ!)

しばらく待って亜弥ちゃん登場。うひゃああああああ そのお洋服はなんですかー!かわいいいいいいいいいいいいい 妖精のようだ!つうか天使だ!天使ー!


乙女漫画「ハチミツとクローバー」のはぐみたいだった。つうかはぐを越えた。何だこのメルヘン具現化っぷりは。何だこの溢れる乙女度は。かわいい。かわいすぎる。今まで見たどんなあややよりもかわいい。異常にかわいい。死ぬ。

そんな亜弥ちゃんがいきなり「桃色片想い」を歌う。テンションあがる。続けて「The 美学」。可愛い衣装できりっとした表情を見せて歌う亜弥ちゃん。イベント中にお喋りしたあの子とは違う、歌手の松浦亜弥が歌ってる。

そして「100回のKISS」「ね〜え?」をそれぞれアロハロバージョンで。ゆったり柔らかくて、亜弥ちゃんの声も遊んだ感じで心地よい。ほんとにすごい歌い手さんになったなぁ。

MC。「あややに歌って欲しい歌」リクエストの集計結果を発表。
3位「LOVE 涙色」「I know」
2位「奇跡の香りダンス。」
1位「トロピカ〜ル 恋して〜る」
この中から、拍手が多かった曲を亜弥ちゃんの耳のみで判定して、歌う曲をその場で決める、と。(他のサイト見てたら、「Yeah!めっちゃホリディ」も選択肢にあったようなのですがあんまり覚えてないです えへへ)結局一番拍手が多かったのは「トロピカ〜ル 恋して〜る」だったので、歌ってくれる事に。だってー!ハワイだもん!やっぱりはしゃいじゃってよいのかな?だよね!(顔真っ赤にして拍手した人)

MC。みんながハワイに来たのは何日?っていう話。亜弥ちゃんが時差について迷っていたので一番早い人で「日本もハワイも25日!」に来た、と叫んだらまた亜弥ちゃんがこっち見てくれた。(デカい声を出せる頑丈な声帯を持って生まれてきて良かった。お父さんお母さんありがとう)で、ベストアルバムの話題。発売日に買ってくれた?とか、もしかして持ってきてくれた人いる!?とか、そういう話。「The 美学」は次点だったそうですよ。選挙だと前の人が辞退したら繰り上がって当選できるけど、アルバム曲はそうはいかないからね。と解りづらいたとえ話をする亜弥ちゃんだった。その中から「つんくさんがどうしても録り直したいといった曲」、「可能性の道」。ああ、彼女の道はほんとうに何処までも続いているんだな、と思った。今まで聴く歌とは違う。のびやかで自由で、輝く声。亜弥ちゃんの声が幸せな光みたいに降ってくる感じ。わたしはこの場所に居られて本当に幸せだと思った。なんて素敵なんだろう。

MC。歌のリクエストで面白かったやつ抜粋。「浮気なハニーパイ」って聞いて亜弥ちゃんが足ぱくぱくしよった!ハニパったぜあやや!うおー!「今度みきたんに教えてもらったら歌うね」って言ってたと思う。あやみき〜 ぽわわ〜ん。

次、「午後の紅茶の曲」のリクエスト。CM撮影の時、朝早かったんだよね。眠かったなぁ…(と、思い出すように話す亜弥ちゃん)でも、あんなに過酷な状況下の撮影だったはずなのにこのお嬢さんは「眠かった」としか言わなかった。寒かった、とかすごいきつかった、とか。愚痴はいくらでも出てきそうなはずなのに、あややは言わなかった。それでこそあややだよ。私達の大好きなあややだよ。あややー!!!とまた泣いてしまった。歌はアカペラ。のびやか。きれい。

「チュッ夏パ〜ティ」これは歌わず、ハロコンの思い出を話してくれた。「これは小川のまこっちゃんが歌ってましたね。まこっちゃんのチュッもかわいかったなー」「松浦さん、教えて下さい!とか言って来るから、口をタコみたいにしてやればいいんだよーって言ってました(笑)」「本番の時は舞台の袖からミキティと二人で『まことー! まぁあーことーー!』って言ったりしてね(笑)」←ほんとにこれやってるんだろうなあやみき!ガラ悪ぃー!けど楽しそう。ハロコンっていいね…!

「UFOの曲」。亜弥ちゃんすぐ歌う。「い いぃ かおり!」(クン クン ←反応薄いヲタ)亜弥ちゃん怒る。「ちゃんとクンクンってやってよー!」うーわー かわいい やるやる!次から超張り切ってクンクン!絶叫したのに回りのヲタやんないの。今この場所でやらずにいつやるんだ! 亜弥ちゃんはフルコーラス歌い、「にっしんやきーそばー♪ ゆぅーふぉー♪」と商品名まで歌ってくれた。

あとはやしきたかじんの「やっぱ好きやねん」とかリクエストしてた人が居たみたいだけど、亜弥ちゃんはそんな曲が存在する事すら知らなかった。知っててもやだけど。

次からの曲は、亜弥ちゃんが自分で選曲した曲。亜弥ちゃんが最近この曲歌ってないな、とかみんなこれ聞いたら喜ぶかな、と思って選んで、曲順も自分で考えてくれたそうです。すっごい嬉しかった。これからもこうやって、亜弥ちゃんが考えたステージをやってくれたら嬉しいな、と思った。ここで亜弥ちゃん一瞬真面目な顔になった。

「そうやって私が選んだ曲を、恋の話を交えながら」

その後に続く言葉があったけれど、聞いてなかった。え?ここで?ここで言うの亜弥ちゃん?と、一瞬頭が真っ白になった。ヲタは意外とリアクションが良く、「フゥーウ!(←わかります?)」等と言ってたけどみんな真っ白だったんと違いますか。

そして続いた言葉が、「うちの両親はね」だったので、わたしはひどく安心した。

亜弥ちゃんの両親は出会ったのが早かったけど、すごくすごくお互いを好きだった。二人ともヤンキーだった。ママは「教育に良くない」って言って絶対見せてくれなかった昔の写真をパパがこっそり見せてくれた。パパは端っこの方に映って、すごい太いズボンはいてた。ママは一番前のどセンターでしゃがんでた。で、結婚の仕方がかっこよくて駆け落ちみたいな感じだった。二人とも仕事をしてたし、お互いやっていけると思っていたけど両親は反対していた。しばらくしてお腹の中にわたしが居る事がわかって、生まれてからは「まあいいか」ってなって許して貰えたそうで、おまえのおかげだよ、みたいなことを言われる。パパとママに「デートとかしたある?」って聞いたら「ないよー」って言われた。パパとママは仕事もあったしお互い忙しかったから。今は私達子供も大きくなって、出かけているみたい。だから、私が20歳くらいになったら、二人に結婚式をあげさせたい。ハワイとかいいよね。(ここでヲタが「行くよ!」とアピールするけど完全スルーだった)だから、あげさせてあげたいなーと思うんです。さて、デートと言えば… そんな曲、ありましたねー?「よーし! デート日和。」

なんて素敵な繋ぎ方!デート日和ではピンクのうさぎさんも出てきたー!懐かしいスペシウム光線的な振り付け!ひとしきりはしゃいでいると、スタッフが足下で(最前に居たからスタッフの動きとか丸見えなわけですよ!)もぞもぞ固まってる。何かあるのかな?と思ってたら曲中に亜弥ちゃんステージ降りてきたー!危ないよ!危ないって!スタッフはその下準備だったのか!で、一周して戻って「待ち合わせ」だ…!わたし、リクエストの紙に「待ち合わせ」って書いたのでまた泣いた。若い亜弥ちゃんが背伸びして歌ってた歌だから、今はどんな感じに聞こえるか心配だったけれども、すごく良かった。言葉は要らないと思う。すーごく良かった。亜弥ちゃんはまたステージを降りて、客席の間をゆっくり歩きながら歌った。が、歌詞が飛んだ。アチャー。でもいいよ、いいよ!今日は素晴らしいからいいよ!

MC。ステージに戻った亜弥ちゃんは「昨日、今日とみんなと近すぎたから、すっごい緊張してるの!親戚の前で歌うような気分」と言った。これももの凄く嬉しかった。私達だけが亜弥ちゃんを近くに感じているんじゃなくて、亜弥ちゃんも似たような気持ちになってくれてた。泣きすぎだと思いながら泣いた。

家族の話に戻る。両親がけんかする話。けんかすると、二人だけじゃなくて家族の問題になっちゃう話。上の妹ちゃんは「ダーリンのうち行ってきまーす♪」とか言っちゃうし、下の妹ちゃんもおばあちゃんの家に行っちゃうし、家に誰もいなくなっちゃう。ママに電話して「何してんのー?」って聞いて「うん ちょっとドライブー」とか言ってる時はけんかで外に出てる。バレバレなのにドライブ、とか言う。ママが時々急に連絡もなく東京に来る事があるけど、そう言う時は大体けんか。この前、ごはんを家族で食べてる時にパパが七味を妹に勧めた。パパがいつもみそ汁に七味入れて食べるから。でも妹は「いらない」って言った。その時パパが、「これ入れな おいしないで?」って言っちゃった。ママは怒って東京に来た。私の部屋でごはんを作りながら「今までそんなこと言わなくておいしいおいしいって食べてくれてたのにな…違うかったんかな…」と泣き出しちゃった。パパは不味い、って言ったんじゃなくてこれを入れるともっとおいしいよーって言いたかったのに。言葉が足りなかった。でも、そう言う事を話しながら泣いちゃうママはとってもかわいいな、と思った。パパにそのことを電話して「ママこういう風に思っちゃってるよ」って言ったけど「絶対謝らない」って言った。ママには言わないでおこう、と思ったのに妹が「絶対謝らないってさ」みたいにメールしたもんだから、ママがうちに帰ってもパパの分だけ怒ってごはん作らなかった。そういうことがしょっちゅうあって、家の1階と2階に分かれてお互いに「あいつどーなん!男として!」「あいつどーなん!女として!」とか言い合ってる。おたがい「ごめんね」って言えればすむ話なのに、こうなっちゃう。「ごめんね」という言葉は、素直に言えた方がいいですよね…?

「恋してごめんね」が。良い流れだ!亜弥ちゃん素敵だ!死ぬほど踊る。次曲は「Do you love me?」ひぃぃーーー!(言葉にならない)大好きな曲が続けて!

最後は、練習していた通り「笑顔に涙」を。亜弥ちゃんがゆっくり会場内を歩き、私達は歌う。最後のサビが何回か繰り返される。ほんとに「笑顔に涙」だった。嬉しくて、楽しくて、貴重すぎて、時間が経つのが怖かった。終わってしまうのがものすごく嫌だった。でも、終わってしまうんだ。

そしてライブは終わった。亜弥ちゃんが握手会の準備の為にまた袖に戻る。短かったのか長かったのかわからないけど、とにかく順番がやってくる。ステージに近づいてからはダチョウのような歩き方になる。手に汗かいてべっとべとだし、過呼吸になりそうだし、あっ そうだ メイク崩れてないかしら 前髪どうかしら 鏡を見たり、とにかく挙動不審。友達の姿を探すけど探せない。もうよくわかんない。口から心臓出たらどうしよう、まあ出たら出たで適当にマッサージでもして飲み込んどけば生命維持できるんじゃないかな… ああ…

死にそうなわたしの前に、サム。おおお サム!サムと話して気をまぎらわそう!!
「おつかれさまでしたー!(←口を開いたら意外と元気だった自分)」
「おつかれさまでした(笑)」
「すごい司会とか良かったので、またイベントとか来てやってくださいよー」
「えー わかんないですけど でも、僕が来るかどうかは別としてまたハワイツアーはやるみたいなんで」
「そうなんですか!(つうかそんな大切っぽいこと普通に言って良いのかサム!?)」
「えぇ、確実にやりますよ。僕はどうかわかんないですけど。」
「来てくださいよー!大盛り上がりですよ!」
「えぇ、まぁ」
「ほんとのお名前なんて言うんでしたっけ?」
「北前です」
「きたまえさん。またどこかで会いたいです!」
「ははは」
「おつかれっしたー!」
…サムありがとう、大分救われたよ…。とりあえず生命の窮地は脱したよ…。そしてあと数歩の所に亜弥ちゃんが。

亜弥ちゃんの近くに行ったら、やっぱりまた泣き出してしまった。

「ぶぁー(泣いている)」
「また泣いてー。いつも泣いてるでしょ。」
亜弥ちゃんはお母さんみたいにわたしに話しかけた。

「2日間亜弥ちゃんと一緒にいられて、凄く近くて、なんかあややがアイドルじゃないみたい、とか思って…」
涙が止まらない。つうか私何言ってるんだ。
「すごい近くに感じてて…」
同じこと2回言った。亜弥ちゃんはいい大人の私がボロ泣きする様を優しく見てた。

「いつも近くに感じてくれていいですよー」
亜弥ちゃんは優しかった。ボロボロ泣いた。視線の端っこに、ハロモニのカメラが映った。あれ 撮られてる。係の人がわたしを優しく押し出してるような気がする。でも、ここで帰るわけにはいかない。

亜弥ちゃんが2ショット写真とフォトアルバム(今回のツアー参加記念品、写真1枚が表紙に付いてる)を手渡してくれる。優しい目だった。
「亜弥ちゃんの歌が大好きです。これからもずっとずっと歌ってください」
「ずっとずーっと歌って行きますよー。」

握手が終わった。また嗚咽を上げながら階段を下りた。外に出るとハロモニのカメラが待ってて、コメントを取られた。話をしている途中に鼻水が出ている事に気づいた。亜弥ちゃんの前にいる時もずっと出てたのかなぁ… えへへ… と心配する私の鼻水は数日後ほぼ全国に放映されることとなる。

泣きながら友達が出てくるのを待って、泣きながら写真を見せ合ってアンケート書いて、お肉食べてお酒飲んで、帰国の準備をした。ほんとうに夢みたいだった。素敵だった。

次の日の朝早く起きて空港に向かう。飛行機に乗って寝て起きたら日本。亜弥ちゃんの居る日本だけど、ハワイであった亜弥ちゃんとは違う、トップアイドルの松浦亜弥が居る日本。へんな感じだった。

荷物を待ってたら、サムが一緒に帰国してた。サムはさんざんヲタにいじられて、若干かわいそうだった。


ヲタにめっちゃ囲まれてるサム

次にハワイツアーがあったら、何を置いてでもまた行きたい。白い目で見られてもいい。最悪退職も辞さない勢いで行きたい。亜弥ちゃんと過ごす時間・プライスレスだよ!買える物はマスターカードで買えばいいじゃん!

というわけで素晴らしかった。たいちょ、やまたん、かなたん、遊んでくれてありがとう。マーケット、べあさん、ozさん、ダイアリーちゃん、ありがとう。ハワイで初めてお会いした方々もありがとう。ほんとに楽しかったね。あと、わたしがはまってた死体ごっこはデイリーポータルZ:どこでもダイインのまねっこです。ハワイでダイインできてよかった。ありがとう。

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おまけ 写真


あやみき教の教祖にして現人神・たいちょと松ペン先生の奇跡のより目2ショット より目メガネがここまで可愛いなんてこのお嬢さんはちょっとおかしい


どざえもん一歩手前


椰子の実殺人事件


捕まえてごらんなさーい


興奮のあまり夜の海でヲタ芸とか打ち出す

日記記録、未来。他 日々のインプット等。