林檎スイッチオン。
というわけで今日は六本木ヒルズに行ってきます。ミュージックステーションの東京事変観てきます。整理番号が25番、観覧総数は80名程度ということでなんかあたくし付いてるんじゃございませんこと? ふわぁ わたし、がんばるよ!
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行ってきました六本木ヒルズ。近いから、と思ってのんびりしてたら遅刻しそうになって六本木駅を猛ダッシュする。都営大江戸線は地下に潜りすぎなのよ!深すぎるのよ!慣れないヒール(ライブ対策)で階段駆け上がる。
へとへとになって2分遅れくらいに到着。なんか人がたくさん居る。絶対80人じゃないなーと思っていたが、サザンと平井堅さんのファンがいるようだ。300人くらいの人が集まっている。うじゃうじゃー。サザンのファンは思ったより若く、男性も多い。あとは元気な感じの人が多い。平井さんのファンは女性のみ、静かな感じ。東京事変のファンは、それっぽい。お解りになりますでしょうか。「それっぽさ」を。
風が吹く中しばらく待った。サザンの列から動き出し、平井堅の列も動く。東京事変は一番最後か… 動いた列は階段を下りてどこかに行ってしまった。残された東京事変ファン。心細く待つ。ほどなくして列は動き、階段を降りるとそこはテレビ朝日の駐車場だった。
駐車場を通って控え室に行き、荷物と上着を置いてまた駐車場に戻る。中にはTシャツを来ている人もいる。寒い中じっと待つ。さむいさむい。くしゃんくしゃん。
やっとスタジオに向かう。駐車場、搬入口、スタジオが全部つながっている。搬入口が面白かった。畳が2枚立てかけてあり、そこに張り紙が。「徹子の部屋 使用分 タタミ2枚 ありがとうございました」など、ちょっと不思議なメッセージがあった。あと「愛のエプロン」のセットがまるまるあった。「エプロンちゃん 手」と書かれたベニヤ板の箱が印象的。「内村プロデュース」の道具には「内P」と書かれた張り紙が貼ってあった。段ボール箱に、なぜかソリが立てかけてあった。土手でも滑ったのか、ちょっと土で汚れていた。
スタジオに入る時、なんとサイリウムが全員に配付された。「まだ折らないでくださいねー」というスタッフの注意を聞きつつ、今すぐ折りたい衝動に駆られた。なんですか、これは自分の推しアーティストを推すためにある代物だったりしちゃうんですかねやっぱり。「りーんご!オイ!」ってやれってことなんですかね…!?
スタジオに入ると、外で待っていた観客が全員詰め込まれていた。出演者ごとの入れ替え制だと思っていたのでびっくりした。番組全部観ていていいんだろうか。おいしいな… スタジオの中には向かい合うステージが1組と、その両脇に客席。トークの場所は片方の客席の中に設置されるような感じ。ステージと客席に囲まれた部分に客が詰め込まれ、立ってライブを観る。客席に座っているのはサザンのファンと、ファンクラブ枠ではない「ミュージックステーション観覧」の人達。
スタッフが番組の流れについて説明する。なんかテンパって来て、あんまり聴いてなかった。カメラがテストで回り、モニターに客席が映った。皆さん大はしゃぎでカメラに向かってピースをしたり、手を振ったりしている。…なんかあの感覚新鮮だなぁ… と感慨深く思う晒されヲタのわたし。サイリウムは平井さんの歌の時に光らせるらしい。推しメンに使うんじゃないのか。近くにいた光らせ方を知らない方に折り方を伝授した。…亜弥ちゃんのコンサート(神栖)でも小学生に折り方教えたっけな…
テンパりがどんどん増し、遂にライブが始まる。わたしはカメラの真横にいたので、動くカメラにぶつからないよう気を付けなきゃいけない。最初はサザン。すっごく近い。田舎のホールの3列目くらい近い。ぬおー これはヤバイんじゃないかしら。
複数のアーティストが参加するイベントで、お目当ての人以外でつまらなさそうにしている人を見るといつも勿体ないなぁ、と思う。なんとなく寂しくなる。というわけで私はサザンファンのまねっこをしながら、楽しく遊んだ。桑田さん若すぎる。
サザンのライブが終わりついに本日の出演者登場。東京事変が…!うぎゃー!林檎ちゃんかわいい!ツヤッツヤ! ヒラマミキティ可愛すぎ!御髪が綺麗すぎる! ハタさんと師匠は笑顔すぎ!ヒーズミさんは笑顔じゃなさすぎ!悶えるー!オープニングトークの緊張した林檎ちゃんが可愛い。林檎ちゃんは事変のセンターなのにトークが苦手感満点なところがいい。セールストークとかできないところが大好き。かわいいぜ かわいいぜ林檎ちゃん。 細い腰、すっきしりた顎から首、鎖骨のラインが浮き出る肩だったけれど、二の腕は少しふっくらしていた。そして胸はふっくらしていた、というか横から見るとそんなにボリューム無いように見えたけど(あややの方がすごい)林檎ちゃんは谷間がもの凄い。谷間がもの凄い。2回言った。
余談。わたしは林檎ちゃんとあややが好きだけど、おっぱいが好きなわけでは無い。たまたま好きになった女性のおっぱいがでかかっただけである。
サザンが終わるとすぐ平井さんのライブ。平井ファンには熱さがない。しかし、じわじわと彼に近づいている。必死さが無いというか…でも冷めているわけではなくて、静かなファン心がちらちら見える。女性が集まると、こんな感じになりますよねぇ という感じ。わたしはバカになって騒ぎたい方だから、こっちには混ざれないな… サイリウムをエイヤー!と折り、「瞳をとじて」に備えるけれども氏の歌声が透き通りすぎて、透明で美しすぎてまともにサイリウムを振っていられなかった。口を半開きにして聴き入ってしまった。力があるとか、震えるような歌とか、そういう感じでは無かったけれどひたすらに美しかった。すごかった。2曲目ももの凄く美しく、わたしは涙ぐんだ。
そしてトーク。平井さんが急に立ち上がった。メイクを直して貰う為だったんだけれど、平井ファンはどよめいた。わたしの横にいた女性が「えー 堅、帰っちゃうの」と呟いた。帰らないよ、よかったね っていうか平井ファンは彼を「堅」って呼んでるのか!! なんか意外だよ! 俺があややを「亜弥ちゃん」って呼ぶようなもんなのかなぁ、にしても「堅」は。
そうこうしている内に東京事変。キター! ライブの模様はみなさんテレビでご覧になった通りなんですが、「ダイナマイト」でダンサーが出てきた直後林檎ちゃんがちょっとはにかんだ顔しててそれがもうもうもうもうもう有り得ないくらい可愛い。可愛い。つうかダンサーが出てきたら、途端にステージが安キャバレーチックに。チック、というかもう安キャバレーに。すげえチープさ。これでいいのか、というチープさ。Mステが演出頑張ると、面白いんだけど陳腐だななぁ、といつも思っていたけれども生で観るとさらにアレな感じ。うおお でもこの変な違和感を楽しめたから良し。
終了後、CMに入る時のトークはなんか客席がざわついて、普段の観覧のように声が通る感じではなかった。しかし頑張ってハタさんに「ハタさーん!」と声をかけたがダメだった。うう しかしがんばろう。 女子数人で「ヒラマさーん!」と叫んだ人が成功を収め、ミキティが極上の笑顔(可愛い…)でお手振りなさっていた。やー 可愛い。気づいたんだけど、斜めから見るとミキティは良い時の保坂尚輝に似ている。
林檎ちゃんは共演者とはあまり絡まなかった。メンバーともあまり話さず、亀田師匠にちらっと話を振られて笑っているくらいだった。緊張かおすましかは分からないけれど、綺麗な顔で、口角をちょっとだけ上げて口を結んでいた。緊張だったのかな。でもいつものテレビ出演のようながちがちな緊張じゃないな、と思った。それとも裏側はこうなのかなぁ。テレビに映る部分はもの凄い緊張だけを切り取っているんだろうか。演奏も、テレビ仕様じゃなくてライブの感じがしていた。テレビだけ観て「椎名林檎は歌が上手ではない」と言っている輩は一度ライブに来てみればいいんだ。
最後にもう一度サザン。新曲は振り付けがあり、ダンサーが踊っていた。ああ、オドリストの血が騒ぐ。俺が踊らず誰が踊るんだ…と血が騒いだが、なんかダメだった。2人以上で観覧してたら踊っただろうけど、1人だとだめだった。林檎ちゃんも見てる(お前の事は見ていない)のにサザンの振り付けなんてできない…!とか、事変ファンの人々に「こいつDD(誰でも大好き、の略 本当はアイドルヲタ用語)かよ」と思われるのも嫌だなぁ、と思ったりとか、ブレーキがかかった。こういうのって正常な反応なんだろうか。どんな状況でも楽しみたい、という自分を貫いて踊っちゃえばよかったのかな。普段が世間の少数派に属してるから、大多数に混ざると戸惑う。くだらないなぁ、けど迷うなぁ。
そんなこんなで、素敵な1時間は終わった。凄かった。これでタダとは信じられん。ごめんなさい、皆さんごめんなさい。400人だけが観られたんだなぁ。わたしも捨てたもんじゃないなぁ、と思う。幸運がひっついて来てるよー。
楽しかった。観覧最高。
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安野モヨコ「働きマン」面白い。好き。イソフラボンが含まれている食品だったら豆乳だっていいのに(むしろそっちの方が忙しい女性には適していると思われる)納豆巻きをわざわざ食べさせる所が好き。