Author : yuzu

 


朝井リョウさんの何物を時々思い出す


『何物』を読んだのはだいぶ前で、特に好きな作品というわけでもない。
しかしよく思い出すのはネット事情のリアルな描写があったからだと思います。
登場人物達は大学生で、就活を行っています。
それでよく出てくるのがツイッター。
ある男はアカウントを二つ持っていて、公開用と自分の本音をさらけ出す裏アカ。
裏の方で、知り合った人達のことをどう思ったかなど、書いていて、
本人はそれを誰にも読まれてないと思っていて
本でも終盤まで誰の目にも触れられてないかのような描きかたをされてます。
でも実はバレてるよーてな話です。
誰にも読まれてないと思ってるものが誰かに読まれている恐怖。
しかも気付いた時に言及してくれればいいものを知らん顔してる奴らの怖さ。
それで後でこんなこと書いてるくせにとか言って攻撃してくるとか、恐ろしい。
ネット社会怖、って思わされる。
私のツイッターも知り合いに見られたくなかったのに弟が知ってる。
なんで?って聞いたらメールアドレスで探せるとのことですが、私はその方法は知らない。
でも、知られてると気付いた時点で更新しないことを決意したし、
消さないけど、永久放置ものです。
この日記は私が知らない知り合いには見られてないと信じられているので更新してますが、
もし誰か知ってる人がこっそり隠れて読んでるとか言ったら即削除だな。
とりあえずスマホからはツイッターとFacebookにログインすることはしないでおこうと思ってます。
ふと『何物』を思い出したので書いてます。
 

2016年06月26日(日)


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