とれとれ日記
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2002年11月04日(月) ナブラカタブラ3(過去の記憶編)

 当時、私の親は末期の癌でホスピスで療養していた。私は仕事を辞めて親の最後に付き合うことを選んだのだが、そのころ完全に安心していた。
「まだまだ持ちこたえるだろう」と。しかし甘かった。
 私はまた、朝イチ狙いの南港に出かけていた。その日も調子よく、カモメが釣れるというハプニングがありながらも、60.5cmを頭に7本をルアーで揚げてご機嫌だった。しかし、帰りに病院によると、自分の行動の軽率さにようやく気がついた。危篤寸前の親の姿がそこにあった。
 それから丸1日、病院にいた。単身赴任の父親が帰ってくるまで、母親は持ちこたえたが、5日未明、家族に看取られて逝った。


チャンコノフ |MAILHomePage

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