★−−−ネタバレありまくりに付き、未見の方注意−−−★

　と云う事で、見てきたよ「ホビット　−思いがけない冒険−」。
　あー面白かった。

　まあ、商業映画としての宿命なんだろうけど、原作だと登場人物の９９％がおっさんのところ、主役級の年齢を大幅に下げてあったな。
　ていうか、トーリン・オーケンシールドがえらいイケメンになっていた。ずんぐりむっくりで顎髭がっつりなのにイケメンにしか見えないってのは、やはりキャスティングの勝利だろう。まあ、このひと、原作だと195才なんだけどねー（笑）ドワーフの寿命は300年位らしいから、人間に換算すると50過ぎ。きっぱりとおっさん(￣∇￣)

　あと、原作と結構違うっていうか岩波書店版「ホビットの冒険」には無いシーンがあるなあと思ってたら、追補篇も組み込んだそうだ（パンフより）。
　でも追補篇読んでも、ラダガストの出番無いんだけど。本編でガンダルフが存在に言及してるくらいで。わしの読み込みが甘いんだろうか。
　白の会議も、原作にはなかったシーンだったよな。でもまあ、ガラドリエル様が相変わらず超絶に美しかったので良し。
　そして、後の話（ロード・オブ・ザ・リング）を知っている身からすると、「ひょっとして、この頃から、ガラドリエルとガンダルフは、サルマンのことを怪しいと思ってたんじゃないかなー」とか思ってもみたり。

　そんでもって、来年再来年と、残り２部も公開されるのだが、原作では「それはまた別の物語」で終わっちゃってる死人遣いの話が、映画ではがっつりと描かれる模様。確かにアレは、読んでて「えー、無いのぉ？」ってなったところだから楽しみ。この監督なら、「なんだソレは(*｀Д´*)」って事態にはならないだろうし。

　と云う事で、満足したのであった。

新瀬