わし日記(たわごと)
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生まれて初めて歌舞伎を見た。チケットが割引で手に入ったんで。 そゆわけで、わくわくしながら新橋演舞場へGo。
演目も知らずに申し込んだのだが、(申込時には、「五月大歌舞伎」しかわかっていなかった)行ってみたら、わしの見る夜の部は『鬼平犯科帳「狐火」』と『於染久松色読売(おそめひさまつうきなのよみとり)』だった。
らっきー。
於染〜はともかく、鬼平は原作知ってるからなー。知識ゼロで見るよりはマシである。
だがしかし、狐火は、どっちかってーと鬼平よりおまささんが主役の話だからなー。うーむ。お頭の粋な艶姿(なんか違う)と格好良い立ち回りがもっと見たかったなー。
於染のほうは、鶴屋南北作でいわゆる心中ものなんだが、演じられたのは心中する前までなので、印象としてはコメディ。盗まれた折紙(いわゆる鑑定書)の顛末とか行き倒れの死体(実は仮死状態)を使って詐欺をやろうとする下りとか、もろに喜劇。後者では小島よしおの真似とかしてたし。つか、丁稚役で出演していた子供がファンなのか。凄い嬉しそうにやってたし。 でもって、中村福助の早替りが凄かった。大店の娘さん(派手目の振り袖に簪や髪飾りを沢山つけたかつら)からその母親(後家さんなので地味な衣装)、そして丁稚の若者へとほぼ一瞬(ちょっと物陰に隠れる間ですよ、奥さん(<?))で変わったところは手品みたいだった。おそらくそれ用に作った着物を使っているんだろうが、凄いよなー。 しかし、鬼平で文吉、於染で鬼門の喜兵衛を演じていた染五郎。両方殺されてしまっているよ(¨;)。偶然?
今日の天気:晴
新瀬
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