わし日記(たわごと)
目次|過去|未来|最新
2003年11月29日(土) |
文化の日(一部除く)。(超長文) |
と言うわけで(なーにーがー)、今日は、わし的文化の日だったのだ。
まずは日本文化。友人S嬢にお付き合いいただき(ありがとー)、国立博物館で「大徳寺聚光院の襖絵」と「伊能忠敬と日本図」を見る。
襖絵の方は、狩野松栄・永徳親子競作である。うーむ、同じ流派でしかも親子でも、ぜんっぜん、絵が違うのな。わしとしては、永徳の方がメリハリが効いてて好きだなー。 それ以外の絵とか茶碗とかはとりあえずパス。 しかし、一番最後に、参考出品として展示されていた伊東別院の襖絵はもうけものだった。すんんごい、いい絵。好み。しかしこれ、描かれたの去年なんだけど、年月経って絵の具の退化が進んだら、真っ白になっちゃったりしないかなあ。今なら、そういうの防ぐ薬品とか開発されてそうだが。されてないんなら、誰かして。色が飛んじゃったら、あまりのもったいなさに転げ回っちゃうぞ。
さて、つづいて伊能忠敬。 実はこっちが本命だったり(爆)。いやもー、地図大好き人間にとっては天国。はらしょぶらぼわんだほー。 てゆか。 たぶん、S嬢と一緒じゃなかったら、閉館まで張り付いてたかもしれなーい(^_^; だって、絶対、隅から隅まで、ぜーんぶ読んじゃってたに決まってるからさ。そして金と暇さえ有ったら、毎日通う(決定)。「今日はここからここまで」「明日はここからここまで」みたいな感じで。ああ、想像するだけで幸せ〜(うっとり)。 伊能忠敬様、200年も前に、こんなステキな地図を作ってくれてありがとうぅ。他の、南極やオーストラリアやアラスカがなかったり縮尺が変だったりする楽しい地図(いや、当時はコレが限界だったんだろうけど)を作ってくれた方々にも感謝〜。 もちろん、図録も購入。付録の日本沿海輿地図(小図)が秀逸。なんて良い本なんだろー。長い期間、眺めて楽しめそうだなー。うふふふふふふふふふふ。(コワレ気味)
さて(笑)。後ろ髪引かれつつ博物館を後にし、上野精養軒本店へ。そー言えば行ったこと無かったよねー、ちゅー事で。でもって、フランス文化堪能。大変美味しゅうございましー。……でも、ウエイトレスさん、アイスクリームをフォークでどーやって食えと(笑)。言ったら大慌てでスプーン持ってきてくれた所を見ると、まだ新米さんだったのかなー。 その後3時間ばかり(爆)カラオケで歌い込んだ後、S譲とはお別れ。……しかし、中島みゆきさんのマイナー曲を大量に入れてくれたのは大変にありがたいのだが、が、「生きてゆくおまえ」はどうかと思う……。これをカラオケで歌う人いるのかっ?! わしなんか、怖さの余り、一度聞いたっきり封印しちゃった曲だぞ。いーのか。
そして、そのまま銀座線でアークヒルズへ。今度はヨーロッパ複合文化じゃ。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をジャン・フルネ指揮で聞くのである。マエストロは今年90才だそーだ。祖母が生きてたら同い年だ。下手すると、コレが最後の来日かもしれない。……と言うわけで、大奮発して20000円(!!)出して行ったのだった。 ラムンチョ序曲、ラヴェル・ピアノ協奏曲ト長調、牧神の午後への前奏曲、シャイロック、ボレロの4曲が演奏された。 結果。 大満足♪ 大枚はたいただけあって、ものすごく良い席。そしてものすごく良い演奏。マエストロもお元気。舞台袖から出てくる時は、老人特有の歩き方してて「大丈夫?」なのだが、指揮台で構えた瞬間、シャキーンッ。さすがだ。 しかし、アンコールは無しだったな。まあ、マエストロの年齢からいって仕方あるまい。1時間45分立ちっぱなしな訳だし。さすがに体力持たないだろう。
と言うわけで、大満足な文化の日(個人)だった。
今日の天気:雨
新瀬
|