事の発端は、昨夜のことであった。

　晩ご飯に、タケノコ御飯と肉じゃがを作り、総菜屋で買ってきた焼き鳥を用意したところで、カタストロフ発生。

　いきなり、ホントーにいきなり、ものすっごい頭痛と胃のむかつきと寒気が襲ってきたのだった。一時は救急車呼んだほーが良いかもと思った位凄かった。
　もちろん、さっきまで「良い匂い〜♪」だった御飯や肉じゃがの臭いが、急転直下「ぎーもーぢーわーるーいー」に変化しちゃったのは言うまでもなし。
　体温を測ってみると３７．４度。そんなに高い熱ではないのだが……。

　しかし、気持ち悪いのも頭痛も治らないので、後は食べるばかりだった御飯とおかずを、食器ごと氷水で急速冷却し、ラップして冷蔵庫に入れ。吐きそーになるのをこらえつつ、市販の風邪薬飲んで冷えピタくんをデコに貼って布団に潜り込んだ。

　そして、３時間後。

　腹減って目が覚めた……（爆）。

　起きてみると、むかつきと寒気はキレイさっぱりと消え去っていた。なんなんだか。
　寝たら治るという、原始的な自分の身体に我ながら呆れつつ、とりあえず総菜屋の物は今日中に片づけ方が良かろうと焼き鳥３本をぱくついて、しかしまだ頭痛は少し残っていたので、そのまま再び寝てしまったのだった。

　でもって、今日、残ったタケノコ御飯と肉じゃがをどうするか考えた挙げ句。
　どんぶりに入れたタケノコ御飯に肉じゃがをぶっかけ、電子レンジでまとめてチン。
　「豪華版ねこまんま」にして食べたのだった。ちょっと味は濃かったが、大変においしゅーごさいました〜。満足。

　２４時間前は布団の中で唸っていたというのに、一体なんなんざんしょ。

　きっとこんなん、話しても誰も信じちゃくれねーよなー。……両親と妹なら、「あんたならありそうな事だ」と言ってくれそうな気はするが〜〜〜〜。
　うーむ。良いことなんだか悪いことなんだか……。

新瀬