わし日記(たわごと)
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ちう訳で(なーにーがー)、例のごとく、招待券をもらったので行ってきやした東京国立博物館。
どの辺が「大」なんだか良くわからんが、結構な盛況で。日蓮上人縁起の巻物にやたらと人が集まっていたと云うことは、やはり信者の方々なのだろーか。 その辺りを除けば、中身はまあ、普通の仏教関連展示だったかな。尾形光琳とか本阿弥光悦とかの作品もあったりして、「坊主丸儲けーっ」と叫びたくなっちゃったりもしたが。 しかし、今回のビッグヒットは、日蓮像の中にあったのだった。日蓮を描いたという何幅かの掛け軸の中、桃山時代に西洋画の技法を学んだとゆー画家によって描かれたそれは、
もろにアメコミ
であった。 想像してみよう。「彫りが深くて」「鼻筋や頬骨にシャドウがバッチリ入って立体的になってて」「原色に近い色づかい」の、『坊さんの絵』。周囲の掛け軸が正統日本画なもんだから、もう違和感ありをりはべりいまそかり(意味不明)。 あまりの衝撃に、しばらく見入ってしまったよ……。 でもって、絵はがきか何か無いかとグッズ売り場を漁ってみたが、やはりというか何というか、こういう異端な物って無いね。これだけの為に目録買うのもためらわれたんで、結局何も買わずじまいだった。
そう言えば今日は、博物館敷地内にイーゼル置いて写生に励む人が山ほどいたなー。若者が多かったから、もしかして東京芸術大学の学生か? 2月に入ったし、期末試験ならぬ期末課題だったりして。ご苦労様なコトだ。
今日の天気:晴
新瀬
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