わし日記(たわごと)
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2002年03月22日(金) 横山大観展

 東京国立博物館で横山大観展を見てきた。

 混んでた(巨爆)。当然のよーに入場制限がかかっていた。入るまで50分。が、以前のエジプト展と違って、気候的には良い日だったので、並んでみることにする。
 数メートルずつ進んでは止まり、進んでは止まりだったが、そんなに待たされるという感覚はなかった。まあ、お茶のペットボトルは持ってたし、時間潰しになる本も持参してたしな。(この辺は、夏冬のイベントでの経験が物を言っている(^_^))

 53点を一通り見て。
 やっぱり、大観は色が無い方がわし好み。墨1色、あっても3色くらいまでがいいな。あんまり沢山の色が使ってあると、却って「うるさい」感じがする。
 色の濃い薄いは関係ないらしい。『紅葉』なんかは、淡泊な色の背景にばーんと深紅が使ってある所為で、凄く印象が深くなってたし。
 ほとんどの作品は人の背後から覗き込んだのだが、ただ1つ、『生々流転』だけは並んで最前列で見たとも。何かこれも、最初の色々と細かく描いてある辺りより、最後の方の茫漠とした感じになっていく辺りが好き。
 しかし、やはり一般的にはカラーの方がウケが良いのか、グッズになっているのはほぼ全て、わしが「いまいちー」と思った、色の沢山使ってある作品だった。
 唯一あった、水墨画の複製画は1枚数万円……買えるかーっ。高価な複製画を買うなら、そんなに有名でなくとも、気に入った画家の本物を同じ値段で買った方が良い。
 結局、『紅葉』のすみっこに飛んでる鳥(たぶんセキレイ)をモチーフにした根付けと、『叭叭鳥』をプリントした巾着袋を買った。これなら使えるもんね〜。


 同時開催の、松永耳庵コレクション展もついでに見る。
 …………やっぱ、茶の湯って良く解らない〜。茶碗や茶入れはともかく、どう見ても竹を削っただけの茶杓が、何故にああもうやうやしく扱われねばならないのだ。その辺の良さがわかんないと、一流の茶人にはなれないんだろうが……いいやもう、わし凡人で。お茶は飲んで美味しけりゃそれで良いんだ。器が綺麗で場所に雰囲気があればもっと良いけど。それ以上の、お道具がどうのってのは、どうでも良し。


 帰り、駅に戻る道すがら、桜やら何やらをデジカメでばしばし撮る。その内、割と良く撮れたと思われる10点をHPに追加。
 しかし、消防車まで待機していたなあ。小火出すお馬鹿さんとかいるのかな。
 そしてたぶん、夕方降り始めた雨でだいぶ散ってしまったことであろう。


今日の天気:曇のち雨
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2001年03月22日(木) 良かった。


新瀬