わし日記(たわごと)
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2002年01月12日(土) |
時を超えて語るもの展 |
『東京大学史料編纂所史料集発刊100周年記念事業』だそうだ。あー長い。 つー訳で、東京国立博物館、行ってきた。
しかし、重要文化財が氾濫しとるな。特に公家日記関係。さすが帝大。明治大正昭和初期と、集めまくったな。
今回は、修復関係の展示が面白かった。 昔は(特に室町以前)紙が貴重だったんで、要らなくなった文書の裏側が再利用されているのだ。なので、墨が裏に移って全体に読めなくなっている。中には、さらに行間に別の文章が書いてある物もあるのだ。でも、この再利用のおかげで、当時の日常書かれていたような文が、現代に残ってくれているそうなのだが。 これをちゃんと読める物にしないと、研究がやりにくくて仕方がない。その手法を専門用語では「影写」というそうだ。簡単に言っちゃうと、墨の色の違いから、各文章を独立させて別の紙に書き取る、のだが。手間暇かかる事は言うまでも無し。 研究者の皆さんご苦労さまだ。
今日の天気:晴
新瀬
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