とあるパズル雑誌の懸賞クイズに応募した。
　したら、今月発売の誌上に、わしの名前が。「え？」と思ったが、名前と都道府県名は合っている。「まあ、本当にわしが当たったんなら、そのうち賞品のシールを送ってくるだろう」と、とりあえずほったらかしておいた。

　で、今日。郵便受けに封筒が。……本当に当たってた……。

　どういう訳か、この雑誌の懸賞って良く当たるんだ、わし。シールは３枚目だし。他にも、特製お守りとかペンケースとかレポート用紙とか、かなりの確率で当たっている。４回に１回は当たっている勘定だ。
　ここは、前に書いた、「６６６」のナイスな会員番号くれた出版社でもある。

　一体、わしのハガキのどの辺が、彼の雑誌の懸賞担当者の視線をゲットしているのだろうか。別に、色ペン使うとかイラスト添えるとか、そんなの全然してないのに。黒のボールペン一色、特に変わった事も書いていないはずだ。
　本当に無作為抽出だとしたら、赤い糸でも繋がってんのかもしれないな。相性みたいなものでもあるのだろうか。
　不思議だ。

新瀬