文字中毒。

　視界に文字があると読んでしまう。それが何処であろうとも、だ。
　通勤電車内で、斜め向かいの人の肩越しに車内広告を読んでいて、たまたまその人がこちらを向いていたが為に、変な目で見られてしまう事も度々。でも、無意識に読んでしまうので止められない。

　幼稚園児の頃から、新聞見るのは好きだった。親は「ひらがなくらいしか読めないのに、何をあんなに一生懸命見ていたのか、不思議だった」と言うが、文字そのものが好きなんだからしょうがない。ひらがなだろうが漢字だろうが、アラビア文字でもハングル文字でも、とりあえず文字なら反射的に読もうとしてしまう。
　さすがに、英語以外の外国語は単語の意味がわからないので、字面を眺めるだけになってしまうのだが。それでも楽しいんだよ〜ん。
　なので、世間一般の人々が読まないので有名な家電のマニュアルも、隅から隅までじっくりと読み込んでしまう。中身も、暗記とまではいかないが、後で困った時に、「そういえばマニュアルの何処かにコレについて書いてあったんじゃなかったっけ」となるくらいには覚えている。
　当然、本屋は、毎日通うくらい大好きだ。あー、落ち着く。

　そしてどうやら、甥っ子(1)が、同じような嗜好の持ち主らしい。
　てことは、一種の遺伝か？　何処からだ(^_^;。母も中毒までは行かなくても、本を読む事は好きだから、そっちかなあ。わからん。
　少なくとも、文章を書く事が好きな遺伝は、母方の物である事は確か。

新瀬