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■ 東京2日目「姑獲鳥の夏」「モロー展」
池袋へ「姑獲鳥の夏」を見に行きました。実は京極作品はこれしか読んだことがないのです。しかも大昔のことなのであちこちうろ覚え、覚えているのは大技の種明かしくらい。でも、そんな予備知識があったおかげで何とかわかったかな…という感じの映画でした。膨大なテキスト量を長々とぶつぶつとしゃべり続ける京極堂、何言ってるかわからないままほとんど耳をスルー! 関口さんの見るうぶめの幻覚がダサっ! 榎木津さんの特性がわかりづらっ! 原田知世の一人二役のおかげで、謎解きがさらにわかりづらい絵ヅラになっている! などなど思い出すとつっこみどころばかりでしたが、前評判で色々聞いていたほどひどいとは思いませんでした。わりと全編楽しめましたし、やりたい事はわかるというか…でも原作知らない人が見て大丈夫?とか、演出ちょっと外してない?とか…いやいやでもキャストが演技派揃いだから普通に見られます…よ?(ほめてるつもり?)
夕方には別便で東京入りしているNさんと待ち合わせし、ギュスターブ・モロー展を見に渋谷へ。モローの絵は私の好みっぽいなーと思って見に行きました。印象に残ったのはやはり「出現」。印刷物で見るのとは迫力が全然違うのと、透かし彫りのような背景などに見入ってしまいました。「詩」の「死」というテーマの作品も色々あり、それらのどれもお気に入りです。あと、芸術家にしては生き方が真っ当というか尊敬できる誠実さだったことを知り驚きました。(芸術家への偏見?) あと全体的に本作よりもむしろ習作のラフ水彩画に心惹かれました。色が綺麗で…!
その後は東急のレストラン街で、そばと天ぷらの松花堂弁当を食べ、場所を移してケーキにお茶。Nさんとはそこで別れてホテルへ。M谷さんは夜中に到着、合流。コミケ前夜ではしゃいでいたのか、少し夜更かしをしてしまいました。
2005年08月11日(木)
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