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ぼちぼち近況報告。
御堂しのぶ



 吉敷竹史・寝台特急はやぶさ

御手洗シリーズ映画化…という噂を聞いてハラハラしている今日このごろでしたが、吉敷シリーズドラマ化については割と普通に受け入れて保存版ビデオに予約録画してたりしました。

吉敷さんは、ストイック硬派で物腰柔らかで反権力で頭が切れて美形(青いチャイナドレスを着ると美女に見えるよ!えっ180越えの長身なのに?)…しかし蒸発した妻を救うためなら命がけの熱いハートを見せるぜ…という、まあ、現実には絶対にいねえ〜というレベルのパーフェクト刑事さん。大好きでした。吉敷ものは御手洗ものに比べると、トリックは大がかりではなく時刻表トリックや入れ替わりトリックをメインにというのがコンセプトでしたが、近年の作品はあまりそういうことは意識されていないような。龍臥邸幻想ではついに御手洗シリーズと合体してしまったし、吉敷竹史の肖像はあまり好きにはなれなかったし…。それでも一時期の御手洗さん(さらば遠い輝き)ほど読者の夢は壊さないでくれているので、まだまだ好きですよ。ミチさんとのよりが戻って幸せになっている今の吉敷さんよりも、なぜ捨てられたのかわからずに悶々としていた吉敷さんの方が魅力的だったとは思いますが(ひどい)

で、吉敷さんを実写化するなら誰だろう?御手洗さんは?というのは数年来に渡り何度も考えているテーマでした。単なる美形じゃなくて、味のある役者でないとあの個性は出せない…唐沢とか阿部寛とか?なんて思っていたのですが。
なるほど鹿賀丈史か、アリかナシかで言えば断然アリでしょう。ただし年齢がね。あの年齢でミチさんとの物語を? 今回のドラマでも唐突にミチさんが出てきて棒読みであっけらかんとしててなんじゃこりゃ〜という感じでしたが、別れて4〜5年ってずいぶん晩年離婚だなオイ!みたいな、まあツッコミどころは満載。同僚もミチさんとのことに軽々しく口出し過ぎ。ところでミチさんはインド系を思わせるオリエンタル妖艶美女ですが…それをいうなら御手洗シリーズのレオナさんも世界的な絶世美女なわけで、というかそもそも島田荘司のあの大トリックや人物設定を映像化するのは無理、それギャグにしかなりませんから!と思います。でも見るけどね、でも御手洗映画は絶対失敗すると思うな〜。1作目は暗闇坂って噂ですがどうなの、あれをちゃんと映像化できる監督なんているの? 下手すりゃTRICKもっと下手すりゃバトロワやデビルマン的ダサ映像になってしまうと思う…。でも見に行ってしまうんだろうな。邦画では、がっかりしない作品の方が少ないのはわかっているのですが。

そしてNさんから翌朝に届いていた一言メール
「吉敷さん鼻の穴大きいですね」
それ、鹿賀さんの鼻の穴ですから!

2004年12月06日(月)
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