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( 月日は百代の過客にして )
2004年11月02日(火)


どうもご無沙汰してます。って一体誰かここを覗いてくれているのか疑問なところですが…(笑)何にせよ、生きています。もりもりと。HP引越しのお知らせをしなきゃなーと思いつつ思いつつ思いつつ…(そんなにたくさんお知らせする人がいるわけでもないんだけれども)。
近頃思うところが多いです。私はちっちゃいなあ、と。自分のことでいっぱいいっぱいになると、疲れてどうしようもなくなると、たまたまそこにいる母親にあたってしまう私はちっちゃいなあ、と。あたってから思うのです。すぐに思うのです。ああ、やってしまったと。その時点で謝ればいいのに謝れないんだなあ。人間ってちっちゃいなあ。私はもっとちっちゃいなあ。

久しぶりに日記を書いたので、私の好きな本のはなしでも。前にも書いたかもしれないけれど。まあこいつまた言ってるなあ、と鼻で笑っておいてください。ふふん。
たまに無償に読みたくなるのが三島由紀夫の「潮騒」。
書評めいたことは何もいえないけれど、何の本が好きかと聞かれて1番に思い浮かぶのがこの本です。ちょっと印象的な描写があって、それがどうしても頭を離れないんです。三島由紀夫といえば、あと「午後の曳航」も好きかなあ。あの全体を流れる潮風のような雰囲気がどうもいいなあ、と思うのです。
それから落ち込んだときに読みたいのがカフカの「異邦人」。私にはあれはなんというか、すごく爽やかな話に感じられるのですが、そう主張してみるとそれは嘘だろう、とざっくり否定されます。悲しいや。孤独な話は好きです。落ちこんだら変に自分をはげますより、とことん落ち込んでもうこれ以上落ち込めない、っていうところまで自分を持ってく方がいいなあと思うのです。まあ結局たどり着きたいところまでは辿りつけないのだけれど。
落ち込む、といえばウイリアム・ゴールディングの「蝿の王」。あんまり日本では知られていないのかなあ、と思うけれどこれは一生に一度は読むべき本です、よ!説明するの面倒くさいので割愛しますが(笑)人間の集団の習性、というのかなああ、それがすごくリアルに書かれてるのです。私はこの話からちょっと集団狂気、言い換えると人間が集団になると暴力行為に向かいやすい、というような事に関して興味を持つに至ったんですが。ですが、こういう事を言わずに、魔女狩りとか学生闘争とかに興味があるんだ、なんていってたらただの危険な人ですよね、今気付いた(笑)人間の「集団」のもつネガティブな側面とポジティブな側面の研究が、私の中での個人的課題です。まあ、あくまで個人的な興味の対象です。

…と、まだいっぱい本については語りたいんだけれどもこのままでいくと凄いことになりそうなので、無理矢理このへんでやめときます。そういえば米の大統領選ですね。一国の大統領選が世界の注目の的になるってだけで、その国の影響力ってものがはかれちゃうね。

久しぶりに日記いっぱい書いたから疲れたわー。しかも久しぶりに少しまじめな日記!(笑)







書き人→葉月
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