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( 夏の香り )
2004年07月26日(月)


今朝、セミが抜け殻からはいでる場面に遭遇してしまった。お、抜け殻だ。と思ってみてみたら動いていて、セミがうんしょ、とまさに殻から出ようとしてるところだったわけで、厳密には”抜け”殻じゃなかった、というおはなし。そしてそれが完全に抜け殻になるのを見守った後、しばらく余韻にひたってぼんやりしてしまった。何の余韻かといえば、小さいころはダンゴ虫とか、蝉の抜け殻とか、それこそ死に物狂いで集めて、誰が一番多くみつけたかとかが人生の全てだったなあ、とか昔の思い出に浸った余韻。そういえばそういう小さな虫とかに注意を払うことも最近なくなってしまっていたなあ、なんていう事を思って少し寂しくなったある夏の日です。

そういうことを思いながら、今日は母が久しぶりに仕事休みだったので二人でホリデーを楽しみました。真昼間からスイカをつまみにビールを飲んで、借りてきた「星の金貨」を最初から最後まで通しで見ながら、ぼろ泣きなんかして。うん、幸せだなあ、と思った。







書き人→葉月
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