残業してて帰りが予想以上に遅くなってしまった。
会社を出たのが１０時過ぎ。
通常ならば仕事の合間とか帰りに神田駅周辺で適当に食べて帰るんだが、昨日作ったおじやを食べねばッ！と思っていたので空腹を我慢しつつ電車に乗った。
しかも、昼がお蕎麦と言う腹持ちの悪いものだったので余計に空腹感を感じる始末で、乗車中に本を読んでいても意識がお腹の方に向いて集中できやしない。
最寄り駅前の古本屋さんで予想外の買い物をして、ネグラへと急いでいると、何処からともなくプ〜ンと鼻を、否、直接空腹の虫を刺激する匂いがしてきた。
カレーの匂い。
その瞬間にさっきまでのおじやを食べねばッ！の思いは綺麗に消え去り、気付けばカレー屋さんのカウンターに座っていた。
まぁ、これがラーメンだとか焼き魚の匂いだったらば、今日の僕ならば何の問題もなく通り過ぎてただろうけども、カレーの匂いは敵わなかった。
カウンターの前には様々な香辛料がならんでいて、かなり本格的な印象を醸し出している。かなり期待できるかもぉぉぉぉぉ！と思って注文したポークライスカレーを待った。
しばらくして目の前に出されたカレー・・・ん？想像していたカレーとは違う。いつも食べているものとは違うカレー。水分のまったくないカレーなので、ポークピラフにかかっていると言う感じではなくて、乗っかっている感しである。しかし、あまり見たことがないその感じが僕には本格的に見えたりした。
ピラフにカレーを絡めて、期待しつつ口の中へ・・・ん？・・・辛くない。
さすがに辛くないカレーを本格的なカレーとはいくら僕でも思えない。
否、これは徐々に辛くなるんだ。これからが本格的カレー体感できるんだ。と思っていたが一向に辛くなる気配もない。結局、辛さの微塵も感じる事なく食べ終えた。
少し拍子抜けしてしまった。まぁ、美味しかったからいいけどもね。
食べてる時に隣の人が頼んだマトンカレーがやたらと美味しそうに思えた。
今度はそれを食べてみよう。きっと本格的に違いない・・・かな〜。
しかし、本格的ってどんなんだ？

たつき ｜MAIL

My追加