きゅべの職場は中央区の築地。銀座の隣りのあります(^-^) 土地柄、ここで働くおじさん達はチャキチャキの江戸っ子がとても多い(笑) きゅべの親父ぐらいの年齢の人は例外なく江戸弁を使う。 東京だから標準語なんていうのは大きな誤りで、漫画のような べらんめぇ口調がほとんどだ。 例えて言うなら「ひ」が発音できないこと(笑) 「昼間っから」は「しるまっから」で「貧血」は「しんけつ」である(笑) すなわち「マントヒヒ」は「マントシシ」だ。 で、わかると思うが当然のように口が悪い。優しいんだけどね(^-^;) そんな口の悪いおじさん達のエピソードです(笑)
市場内のほとんどの店に仕出し弁当を配達してるSという店がある。 ここのおじさんが昼頃弁当を持ってくるのだが、うちの口の悪い連中が 決まってからかう。 おっさん:「おいS、今日は月曜だからまた混ぜご飯か?まったく決まって月曜の飯は先週の残りを混ぜてごまかしやがるからな〜」 S:「そ、そんなことないよ〜〜なんだよ、ここの連中は文句ばっかりだなぁ」 念のため言うが、この会話はまったく険悪な雰囲気はない。 落語みたいなやりとりだ。 で、蓋を開けるとやっぱり混ぜご飯だった・・・・(-_-;)
で、みんなで弁当を食べてるとおっさんが怒鳴った(笑) 「な、なんだぁ?コンニャクの天ぷらぁ?どういうセンスしてんだあいつは!」 続いて他の人が怒鳴る。 「おいおい、バレンタインだからって卵焼きをハート型にするやつがいるかよ!」 きゅべは笑いが止まらなくてロクに食べることができませんでした(^-^;)
Sさんが器を下げにくると案の定罵声が飛び交いました。 おっさんA:「こら!S!素直に田楽か煮付けにすりゃぁいいものをなんで天ぷらなんだ!俺は50年以上生きててコンニャクの天ぷらなんて初めて食ったぞ!」 おっさんB:「だいたいお前がハートの型に卵を1個1個落としてる姿を考えただけで気持ち悪い!」
まったく情け容赦ない言いっぷりである。 でも、このSさんもこんなこと言われてもいつもブツブツ言うけど、 お互いに最後は笑ってる(笑) 弁当屋に限らず、隣近所の人間はみんなこんな感じだ。 まあ、そんな人間関係がいいんだよね、こういうところは(笑)
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