2000年01月13日(木) 仁義なき闘い

今の仕事になって半年が過ぎた。
配送するエリアは日替わりなので、たまに以前勤めていた会社の
近くを通ることもある。
ある日、近くを通ったら懐かしいラーメン屋が目に入った。
「ラーメン二郎」という、いつも行列をつくっている評判のラーメン屋だ。
ふとテントを見ると、これまた懐かしい痕跡が残ってて笑えた。

今を遡ること5年ほど前、このラーメン屋の前を通ったときに
テントの異変に気づいた。
ここのテントは黄色いシートに赤い文字で屋号を書いているのだが
この日に限って「ラーメン三郎」になっていた。
よく見ると赤いガムテープを誰かが貼ったようだ。
隣が大学なので、学生がいたずらでもしたんだろうと思っていた。
当然、翌日には店主によって、このテープは剥がされていた。
しかし、その次の日、今度は「ラーメン生郎」にされていた・・・・。
ここまでくるとさすがに笑える。当然、店のオヤジは剥がす。
しかし学生も負けちゃいない。
また貼る→オヤジ剥がす→学生貼る→オヤジ剥がす・・・・・
この無間地獄とも思える熾烈な争いはいつまでも続いたのである。

そしてひさしぶりに通ったこの日、一応オヤジ側が剥がした後の
テントを見たのだが痕跡には「ラブメン生郎」の文字がはっきりわかる。
(そうか、俺の見ない間に闘いは熾烈を極めていたんだなぁ・・・)
と、過去を思い出しながら一人でほくそ笑むきゅべでした。


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きゅべれい [MAIL]