under one umbrella

2005年03月06日(日) 驚き。



無事、合宿から帰ってきました。
長崎は雪が降っていましたが、
テニスをしていました。


皆ずぶ濡れで、
雪が冷たくて、ボールは重たくなって。
けれど誰も、やめないんです。


やっていれば、寒くない。
そして、やりたい。
そんな人達ばかり集まっているクラブです。



中・高とブラスバンドだったあたしでさえ、
こう思うなんて思わなかった。


ブラスバンドは雨も雪も関係なくて、
寒いなぁくらいしか思わないけど、


降ってても続ける、続けたい、
冷たいけど、寒くないしむしろ暑い。
そんな感情を。
あたしの人生で感じることが出来たというのは、
自分で驚き。



何もしていなければ、
それが楽しいということも知らなかった。

テニスコートを宿の窓から見て、
寒いのに何してるんだろう、って思ううちの1人のままだった。







テニスをしている寺島を。
見るのが当たり前になったのが、
変わったなと思う瞬間。


いつかの日記にも、
「している姿は大分見ていないけれど」
とか書いていたのを思い出す。



そしてその頃の日記より、
格段に寺島の近くにいて、
寺島といるのが普通になってて、
それは多分あたしの恐れる「依存」ではない。


今、あたしは確実に「あたし」になりつつある。
昔とは違う。







けれど、感情は昔のままで、
究極に言えば中3のままで。



ふとしたときに感じる寺島の匂いに、
くっ、とあたしの動きが止まったり。


寺島が発した冗談に、
止める間もなく涙がこぼれたり。




寺島は優しく相手してくれて、
「馬鹿」って言って笑ってくれて、
その笑顔があたしにはひどく眩しくて嬉しくて、


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最近のキスは、優しい。




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