under one umbrella

2004年12月21日(火) 限界なのか?


苦しくて仕方なくて、
これがあたしの限界なのか?って思った。
もう、
我慢がきかなくなってるのか?





午前中に、メールでやり合って。
そのムードを引きずったまま、会って。
モヤモヤの残るまま、抱き合ったって。
楽しくないのは、明白。




大体、何でそうなったのかって。
そこを言い出せば、午前中のやりとりが思い出される。

昨日あたしを誘って、ただ反応を楽しんでた寺島と、
真に受けて、その気になってしまったあたし。
どっちが悪かったのか?なんて、意味がなかったんだよ。


喧嘩することに、慣れてないんだから。


そうした気持ちの伝え方も、謝り方も、
気持ちのセーブの仕方も、知らないんだから。





やっぱり、って、あたしは思う。
1人はセフレ、1人は恋人モドキって思ってるんじゃ。
うまくいくわけなくて、さ。

けど、じゃぁ何であたしは、
いつものように流されてしまったんだろう。
あんなに長ったらしいメールを、書いたのにね。




要するに、あたしは。
高1のときとちっとも変わらず。
悲劇のヒロインを演ることが好きなのだ、と思う。

だって、
辛い辛いって、涙を流していればいいんだもの。
そうすればそのうち、王子様が現れて、
ハッピーエンド。
そんなことを、夢見ていられるから。



シャワーを浴びながら、独り言をつぶやいて、
ヒロイン気取りの自分を、罵倒した。
馬っ鹿じゃないの。
そんだけ自分を好きなら、
もっとまともに愛しなさいよ。



もっと上にいけるように。
誰にでも誇れる自分になれるように。
寺島のご機嫌取りをしないように。
堂々と、あたしらしくいられるように、努力すればいい。




有言不実行が、あたしの、最大の短所。





寺島に「愛してる」と言いながら、
竜崎君のメールを保護してるんじゃ、寺島は信じられないんだろう。
全然別物の、感情だったりするのにね。







喧嘩のせいだか、
楽しくないセックスのせいだか、
はたまた別の原因か、知らないけれど。
苛々していた寺島は、あたしに当たってた。

原因はあたしだと言われてもおかしくないけど、
それなら、
もっとはっきり責めれば良いのに。
何が気に入らないのか、ぶちまけてしまえばよいのに。


遠回しにあたしを苛めて、
あたしの髪の毛を変な形にして1人で大笑い、なんてことされたら。
あたしだって、苛々してしょうがなくなって。
いつもの余裕なんか、消えてしまうよ。




慣れない喧嘩に、わかりあえないもどかしさに、遠回しの責め。
トリプルパンチに、あたしはすっかり疲れた。
布団にもぐりこんで、このまま消えちゃいたいと思ってた。



でも、母親に付き合わされて見た『冬のソナタ』に、
少し救われて。
限界かも、なんて思った自分を恥じた。


愛に限界なんかないはずなのに。
あたしは何、言い訳見つけてるんだろう。
そんな言い訳だけは。
絶対思っちゃいけない。



愛してる。
これだけは、死ぬまで。
何があっても。



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そんなセリフに、
1番泣いてたり。



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