しばらく、日付を無視した更新をしていたけれど、 この日のことは、覚えている。
前日の29日は、大学の友達との飲み会だった。 しかし女の子ばかりで、 いつも強い男2人と飲み明かしているあたしは、 不完全燃焼のような気分で帰って来たのだった。
飲めるだろうと思って持っていったワインが、 1本丸々残ってしまって、 1人じゃ飲む気にもならず、寺島にメールした。 「今日飲もうか」 って返ってきたときは、嬉しかった。
女の子達との飲み会は、いつものことすぎて、笑えた。 皆一様に、 「寺島君なんかやめて竜崎君にしなさい」 と口をそろえるのだ。
タイミング悪く、その日は、 初めて竜崎君のほうからメールが来た。 あたしも騒いだけど、 皆の方が騒いでた。
でも、本当に嬉しかった。
寺島達との飲み会も、いつもどおり。 いつもどおりの席に座って。 いつもどおり馬鹿やって笑う。
その日に限って、映像を残したのは何でだったんだろう。 後で見たら、 竜崎君の映ってる時間が長くて、笑えた。 それは、 撮っている途中にカメラから目を離したからだけれど、 消したくない映像になってしまった。 竜崎君の声も、かすかに入っている。
その日から何度もその映像を見たから、 この日のことを覚えてる。
あたし、変かな。
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