2003年07月16日(水) |
こうもキリがないのでしょうか。 |
そうして戻ってからは。 寺島が別人のように優しくなり、とても仲良くやってきた。 喧嘩も勿論していたけれど、なんだかんだで別れはしなかった。 最初は2ヶ月で壊れた恋が、今度は1年経とうとしていた。
それが2ヶ月前に終わった。 今の恋は、そのときの恋とは違うと思う。 「戻った」という言葉は使わないし、記念日等もカウントしていない。 今日(7/7)偶然会って、話した。 「恋人」という言葉をもらった。 だからとりあえずは、微妙な関係から脱したらしい。 だけど今日を記念日にしようとは思わない。 受験が終わって、もっと真剣に考えてくれて、もっとはっきり「付き合っている」という言葉をもらったとしても、 その日を記念日にはしないと思う。
前の恋は…なんと言うのだろう、圭介のときとはまた違って、 「恋に恋して」いたのだという気もする。 記念日とか、今日で付き合って何日目、とか。 そういうのが楽しかったから。恋をしていたというような。 寺島も同じことを言っていて、あたしと同じ意味ではないけど、 今はそういうのが抜けて、冷静なんだと言っていた。 冷静になっても、好きな気持ちは変わらない。 そう言われた。
あたしだって好きだけど。 心のどこかで、記念日やカウントダウンに憧れている気持ちは、否定できない。 寺島を失いたくないという気持ちが大きくて、見えなくなっているけれど。
あーあ、どうしてだろう。 「恋人」って言葉は念願だったはずなのに。 もらった直後は嬉しかったのに。 どうして今はこんなにテンション低いんだろう。
「受験のことしか考えられない」とか言われたわけじゃないし、 「待ってていいの?」って聞いたら「うん」って言ったし、 「受験が終わったら真剣に考えるよ」って言われたから、 安心してイイと思うんだけどなぁ…。
どうして人の望みとは。こうもキリがないのでしょうか。
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