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ここしばらく、自転車通勤をしていない。 梅雨明けくらいから、自転車で駅まで行っていると職場で話すと「すごい!」とびっくりされるようになった。それがずっと不思議だったんだが、ここしばらくの暑さで、ようやく合点したのだった。自転車に乗るには暑すぎる。 こっちに来るまで、夏に自転車に乗れないという事態があるとは、思ってもみなかった。なぜなら、北海道では自転車はまさに夏の乗り物だったからだ。 しかし、そんな北海道の常識は、こちらでは通用しないことを知った。7月末辺りから、自転車には乗っていない。仕事の前後に余計な疲弊は避けたい。それはもう、切実に。
それが、今日久々に自転車に乗ることになった。突然愚妹が、新聞に書評の載っていた本をどうしても今読みたいというので、二人乗り自転車で隣の駅の本屋まで遠征したんである。 炎天下で、自転車二人乗り。 いやあ、辛かった。こんなに大変なものだとは。日よけがなくてはとてもやってられませんな。遠征の甲斐あって、目的の本を見つけて愚妹はご満悦。私はというと、帽子の必要性を痛感して、帽子を買うかと思いきや、帽子の編み方が乗っている手芸本を買ってしまった。懲りてない……。
帰り道で、交通事故処理の現場にぶちあたって、お巡りさんに二人乗りを注意されてしまったよ。いい大人が恥ずかしいね、全く。
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