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バレンタイン雑感
今日はバレンタインデー。 と言っても、もう個人的にあんまり関係ない感じだし、 だいだい、世間的にも最近バレンタインって、 下火なイベントなんじゃないかな? あまり騒がれないような気がします。 午後、部署で一番若い同僚の女性が、「お一つどうぞ!」と 箱入りのチョコレートを配っていたので、ああそうか今日は…と気付いた。 「そういうわけじゃないですよ〜ただのお茶菓子!」と 彼女は言ってたけれど。 そういえば、以前同年代・既婚の同僚(女性)と 「最近義理チョコ配りってやんないよね〜」という話を したことがあった。 そう、私たちが新人〜5年目くらいのころは、 毎年2月13日には社内便にたくさんの義理チョコを乗せて 社内の男性に愛想をふりまいていたものだった。 …っていうのはちょっと誤解を招く表現かな(^^;) ここで言う「社内の男性」というのは、決して、 個人的なターゲットではないのである。 あくまでも「仕事でお世話になる人たち」 「仕事で味方につけときたい人たち」のことであり、 それはほとんどの場合、ターゲット外の「おじさん」たちなのである。 女性比率が少なかった当時の社内(今でも少ないけど)で、 更に数少ない大卒女子、いわゆる雇均法n期生として総合職入社して、 「男子と同等」(といいつつ実際はお茶汲みも給湯室の掃除もある) というプレッシャーを感じながら仕事に励み、かつ、 髪振り乱して「女」を捨てて…ではないやり方を模索していた私たち。 「若い」「女の子」と仕事の上でのマイナスポイントを コミュニケーションの面でプラスポイントに変換すべく、 日々心を砕いてきた集大成ともいうべきものが この「義理チョコ配り」だったのだ。(違うかなぁ?(^^;)) なぁんていうと、すごく「女」を売り物にして ずるく立ち回ってきたみたいだけど、 当時はそんな計算が働いていたわけではないし、 そんなことでごまかされるほど会社は甘くない! ただ「女はダメだ」と言わないで暖かく見守ってくれる人たちに 少しでも感謝の気持ちを表したかっただけなのである。 「なんか、あたしたちって、いじらしかったよねぇ〜」 いいかげんトウの立った「旧女の子」たちは、 当時を懐かしんでいるわけであるが、 最近はそういう「気持ち」の見せ方は流行らないらしいし、 そもそもドライな現代っ娘たちにはそんな「気持ち」もないらしい。 それほど社内での自分の立場というものに、 危機感がないのかもしれない。 それはそれでけっこうなことだよね。 結局、そんなことにお金とエネルギーを使って、 しかもその「無駄」を心中密かに楽しんでいた私たちって、 やっぱり結構「バブルな」世代だったのかも知れない……
2001年02月14日(水)
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