ぼんのう
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2004年10月29日(金) 懐かしい思い出が…

来月から吉祥寺周辺に、現役高校生向け予備校が立ち上がるらしい(駿台予備校と河合塾)。懐かしいな…。
我輩は一浪経験者なので、「大学受験」という言葉を聞くと、少し落ち着かなくなる。戦争経験者が、爆撃の音などに反応するのと、何となく似ている。懐かしい気持ちと同時に、早く忘れたいというトラウマも。

本屋には毎日通っているが、久々に大学受験参考書のコーナーをのぞく。赤本(大学別過去入試問題集)は相変わらずある。赤本には随分お世話になったなあ…当時(1989年)解答はめちゃくちゃだったが、最近はどうなんだろ?

英語参考書を覗く。うわあ…知っている参考書がほとんどないや…。一番ショックだったのが、「英文解釈教室」(研究社・故伊藤和夫著)がなかったということ。受験勉強で、理解できるようができまいが、これを持っていない受験生はいなかったな、当時。外国語学部の英語学科でのアカデミックな内容で、正直な話、受験には役に立たなかったけどな(^^;)。「出る単」もない。当時から、もう古いと言われていたからしかたがないな。でも「出る文法」は残っていた。「基礎英標」も残っていた。これは一番使っていたな。うわあ…懐かしいなあ…。徳重の参考書は全部なくなってた…。

国語関係で、当時我輩が使っていた参考書は、もう発売されていなかった。考えてみたら、国語に関しては、通っていた予備校のテキストを中心に勉強していたな。

世界史もずいぶんさまがわりしたなあ…。山村の世界史関係が殆どなくなっていたのに、時間のむごさを感じる。でも個人的に、あの年号暗記本は役に立たなかったけどな。世界史は得意科目の一つだったが、年号暗記については、我輩流の方法があった。主要な年代300くらいを暗記し、その前後何年になにそれの事件や戦争があった…という感じで覚えていった。世界史の勉強も、テキストの文章を頭の中で映画化した。掃除すると出てくる当時のノートには、ヘタクソなイラストがいっぱい…。


浪人時代のトラウマ…と最初に書いたが、今となっては懐かしいし、もしかしたら一番幸せな時期だったかもしれない。
他に何も考える必要はなく、ただ勉強して、大学入学を目指せばよかったから。


ANDY 山本 |HomePage

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