ぼんのう
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武蔵野八幡宮という、少し変わった神社がある。普通、鳥居をくぐり、社殿までの参道は真っ直ぐであるはずが、ここは奇妙な形で曲がっている。理由はわからない。 頭の悪いオカルティストなら、スカラー波の直接攻撃を避ける為に、このような参道にしてしまった…と言うかもしれないが、まあ多分、神社の移設か何かの際に、こうならざるを得ない状況故に曲がってしまったのが真意であろう。 一時、奈良法隆寺の謎とかで、超人聖徳太子云々…等というのがあったが、あれもよくよく調べてみると、大した理由ではない。法隆寺の門の真中に柱があるのが、子孫を断絶する為の太子の陰謀だ…真実は、当時の大陸における一般的な門の構造に過ぎない。百済観音の後光が、菩薩の頭に打ち付けられているのは、聖徳太子の怨霊を鎮める為だ…これも当時の仏像技法では普通の作り方だったにすぎない…とかね。
世の中を簡単に考えすぎると道を誤るが、複雑に考えすぎると身動きが取れなくなるもんだ。
そういえばこんな小噺を聞いたことがある。
ある僧院で弟子達を指導していた聖人がいた。 その僧院に時折、野良猫が入ってくるので、修行中は扉を全部閉めろと命令した。 さてその聖人が死亡した100年後、修行中に何ゆえ僧院の扉を全部閉めなければならないのかという神学論争が起き、何百冊もの論文が編み出され、学派論争が起こり、僧院は教派分裂を繰り返した。
理由は単純だったはずなのに、愚かさがそれを複雑にした。
どうでもいいが、人ごみが多いな、今日。 うーん…今日は吉祥寺八幡宮のお祭りであったか…。
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