ぼんのう
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2003年07月28日(月) バカは海外から輸入されるものなのだろうか

英国大使館で大変有意義なセミナーがあり、出席。
スコットランド・アバディーン大学での研究成果発表会。
高齢者向けのゲームに関しての講義であった。
非常に役立つ内容で、早速会社としても導入を検討したい。
このような素晴らしい事物は、どんどん日本に入ってきて欲しい。




その一方、どーしようもないバカも、日本にどんどん入ってきており、我輩自身として夕方、大変貴重な体験をしてしまった。

セミナーも終わり、さて今日は直帰しようと四谷からJR中央線に乗り、帰路についた。ラッシュアワー真っ只中だったこともあってか、大変混雑している。我輩は、なんとかドア側の手すり付近につき、荷物を網棚に乗せて、本を取り出して読み始めた。
新宿を過ぎた頃、社内は益々混雑してきた。
そんな折、どこかの駅からなのか、日本人ではないアベックかカップルか、はたまた姉弟なのか、まあ、そんな二人が入ってきた。
電車が動き出す。社内は更に混雑の極み。
この二人、多分スペイン語だと思うイントネーションから、多分フィリピン人か、あるいは(日系?)ブラジル人だと思う。男の方が混雑しているにも関わらず、いきなりしゃがんでしまう。

判ると思うが、立つのとしゃがむのとでは、スペースのとり方が違う。ましてや混んでいる電車の中でしゃがむとなると、大変迷惑。我輩の隣には、大きな荷物を必死に持っている人がおり、大変難儀している様子であった。

"Sorry , would you please stand up?"

スペイン語でこの言葉をどう言うのかわからないので、とりあえず英語で。
男のほうはきょとんとした顔で

「わたし、ニホンゴわかりません」

あ、そう。

「すみません。混んでいるので立ってくれませんか?」

そー言った直後、男は



「バカじゃないの?」


ぷっちーん


「立てっつんだよ!ここは日本だ!」



我輩の怒鳴り声にキレたバカ男(年齢は多分20歳前後かな?うひー、殺されても少年Aでごまかされるのねー?)がつかみかかってきた。なんでい?コイツ、ジャンクフードで育ってきたようなタイプじゃねえか。軽い軽い。
我輩は怒鳴りながら、相手の人差し指を180度思いっきり折り曲げた。その後、罵声飛び交う中、一方的に攻められる謎の外国人(男)。悲鳴を上げて、引き離そうとする謎の外国人(女)。見た目は純然たる日本人だが、強かろうと弱かろうと、正義を振りかざすなら手段を選らばないアメリカ人。

ただ、一つだけ、我輩はしくじった。

混雑している電車は目撃者が多すぎる。




・・・
まずい
・・・
今、コイツを半殺しにできるけど、ただでさえ事故で電車は遅れているし、ここで何かしてしまったら、皆に迷惑をかけてしまう。

いや、十分にかけているけどな。

それにこの不良外人、攻撃するどころか、虚勢を張って「おかしーよコイツ」とバカ日本語で怒鳴っているが、涙目になっているし、次の駅で降りるとか言っていたから、このヘンで手を打っておこう。

高円寺で降りた。
我輩にファックユーをアベックでやっていたので、我輩もどーどーとファックユーを返す。
後で、折り曲げた人差し指、大事にしな。



で・・・やはり起こった。
混雑している通勤帰りの電車なのに、我輩の周囲半径2メートル、誰も近寄っていない・・・。

でも、これだけは言えた。
いつもと空気が違う。
他の客も、あのバカ謎外人の行動に腹を立てていた。
ただ、皆、諦めていたので、何も言えなかっただけかもしれない。
大荷物を持っていた人も、少しホッとし、荷物を床におろしていた。
その人が我輩に耳打ちをした。

「いやあ・・・これでいいんですよ」



しかし、あの二人、高円寺で降りたよな?
うーむ。
明日、我輩は直行で高円寺に行くんだが、どーしてくれよーか?
とりあえず、今度は遠慮しなくてもいいから、愛用の杖でも持って、目撃次第、叩きのめそうと思う。


でも、前に日記でも書いたが、ダイエットは人を瞬間沸騰させるみたいだ。いいかげん止めようかな・・・。


ANDY 山本 |HomePage

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