tdd diary

2006年04月28日(金) 新世界

仕事後、上野。年明けから続きました、東急系の映画をタダで観ておきながら文句だけはいっぱしに言うこのシリーズもとうとう最後の作品となりました。これがまたラストを飾るに相応しい、やっと最後の最後でいい作品に辿り着いたっていう感じで「ニューワールド」で大団円を迎えることができました。manza先生ありがとうございました。危うく「ヴェンデッタ」でポカーンとしたまま終わってしまうところでした。

ポカホンタスとスミスの恋愛とその行方というよりは、女の幸せ一代記とでもいえそうな人間ドラマでありながら、ストーリーの語り手を移りかえていくことで単調にならず、逆に主人公の心の移りかわりやまわりの人間の気持ちの見え隠れをとてもバランスよく見せていく効果もあって、そのわりに状況説明的な手法に陥ることなく、とてもよくできた脚本。その素晴らしい脚本にしっかりと説得力をもたらす、的確にお金のかかった素晴らしい映像。許されない恋とか、今一つ作品を言い得ていない「一生を変えてしまう愛がある」というコピーとか、やたらとスケールの大きな、ドラマティックな作品ぽく扱われている印象ですが、とてもシンプルなストーリーで、なぜこの人が好きで他の人じゃダメなのかと、どの時代でも誰もが抱く恋愛の感情を、状況設定に頼ることなく本当にそのまま映し出していて、押し付けがましい感じが全くしなくて、そのわりに観終わってみると深みのあるいい作品。忘れられないほど心に残る名場面はないものの、「ちょっと待った」という外しがどこにもない、頭のいい人がきちんと考えて作ったハリウッド大作。

それにしてもクリスチャン・ベール!この人好きなんですけど、下手なスプラッター映画よりよっぽど怖かった「アメリカン・サイコ」観て以来、この人の顔を見かけるとどこからともなくヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「Hip to be square」が聞こえてくるという呪いからやっと解放されそうです。「バットマンビギンズ」観ねば。


これこれ、この場面で「Hip to be square」流れんの。


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hatori [mail]