2003年06月15日(日) 福田正博引退試合

MR.REDSこと、福田正博選手の引退試合に行ってまいりました。



私が、福田選手を初めて知ったのは、Jリーグが発足した年。
巷でチームカラーの帽子やJリーグカードが流行り、
みんなが大騒ぎしていた当時、
小学生だった私が知っていたJリーガーは、
カズと武田と福田の3人だけ。
(※正確にはその他にアルシンドとラモスも知っていたんだが、日本人じゃなかったからどこか別枠で捉えていた)
その中でも好きな選手が福田だった。
なんで福田だったんだろう。
でも、直感的に、「この人がいいな」と思ったのを覚えている。
彼の眼を見て、気に入ったような記憶が、ぼんやりある。

私が、セレッソの次に応援しているチームは浦和だ。
その理由は、地元だからというだけではないと思う。
今から思えば、レッズに福田がいたからだ。
福田の魅力というのは、私などよりよっぽど付き合いの長いコアなサポが
たくさん上手に語ってくれているに違いなのだが、
私にも少し話させてもらえるのなら、「存在そのものだ」と思う。
「福田という存在」上手く表現出来ないのだけど、
人を惹きつける力がそこにはある気がする。
福ちゃんは、いつも一生懸命だ。
一生懸命というより、精一杯だ。
福ちゃんは、いつも頑張っている。
頑張っているというより、もがいているようにも見える。
場面によっては、足掻いてる。
福ちゃんは、睨んでいる、怒っている。
チームが勝てないからだ。負けるからだ。
チームの精神的支柱であり続けた彼には、
挫けるということは許されなかった。
そして何より、彼のプライドが許さなかっただろう。
福ちゃんは、喜怒哀楽を全面に出す。
嬉しいときは少年のような顔をして笑うし、
哀しいときは、我慢しきれずに泣く。
腹を立てたときは、年下相手にも容赦なく怒る(と、思う)。
お喋り好きで、そして、けっこう俺様野郎だ。
彼の、そういう人間臭いところが好きだ。
ある意味大人気ない程真っ直ぐで、いつも精一杯力一杯なところが好きだ。
福田正博は、
誰よりもチームを愛していたから、
誰よりもチームから愛されたに違いない。


………というわけでね。
福ちゃんが好きだ好きだ、とは前から言ってた通りなんで、
引退試合と聞いちゃ、行くっきゃないだろ!って訳で行って来ました。
うん、よかった。感動的であり、かつ楽しかった。
しんみりってより、みんなで笑顔で送り出せた。
うちのサイトにレッズサポの方が来てるともあまり思えんのだが、
近日中に、画像中心のレポートをUPします。

今日の引退試合、
サポも福ちゃんも、双方とも伝えたいメッセージは同じだったね。



いままで、ありがとう。

でも、これでさよならじゃないよ。

また、いつか。 



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やまいぬ