2002年07月02日(火) W杯総括

先日終了したW杯のまとめをしておこうかと。

私の場合、予選は普通にそれなりに応援にしていたものの、
日本代表が負けたあたりから俄然、代表に熱を上げまして。…暇になったせい?
気がつけばコンピュータの中が選手画像でいっぱいだったり。
WEB徘徊で完徹した挙句に、朝、気がついたら携帯にツネの声が入ってたり。
(この時、私の帰り道の目印は(ヘンデルとグレーテルの)パンだと思った…)
デスクトップにイナがいたり。
つーか、サイトのTOPがサッカーだしな。
こんな感じで楽しかったです。
(まだこっそり細々と私的波は進行形ですが文は過去形で書いとこう)


(以下読み直すの嫌で書きっぱなしです…。
 意味繋がってなかったらすいません。むしろ読まずに飛ばして可)

今回、W杯を全体を眺めて印象に残ったのはやはり「ナショナリズム」との関わりですね。有事法をこの騒ぎの間に通してしまうという政府計画は某議員騒ぎのお陰で見事に失敗したわけですが、それでもW杯期間のマスコミの報道とそれに煽られる形でおった国民の熱狂ぶりは、開催国が自国ということもあり、今まで私が生きてきた中で一番だったと思います。長野に冬季オリンピックが来たときも大騒ぎでしたが、今回ほどではなかったですよね。「にわかサッカーファン」という言葉が巷に溢れ、誰もかれもが(もちろん興味をもたなかった方もいますが、TVの視聴率などを考えると圧倒的多数が)「日本・日本・日本」。それに対して「この国にはどこにこんなに愛国者がいたのか」などと揶揄したコメントも出ました。バランス感覚を保つために必要な指摘だと思います。もちろん私は「自国チームを応援する=愛国者」という公式が成立するほど人は単純ではないと思っているし、そんなにおろかではないと信じたいので、サッカーで自国チームを応援することとナショナリズムをストレートには結び付けたくないです。(※別に愛国心が悪いという気もない)開催国が盛り上がりに欠けてしまったら大会自体の盛り上がりに影響が出るし、そんなサッカーに関心の低い国がわざわざ開催国に名乗りを挙げたという責任を問われることになるかもしれない。今まで関心がなかった人が関心を持ってみんなと一緒に愉しんだ。例え大部分の人はサッカーファンとして定着しなかったとしても、皆で祭を楽しめたことはとてもいいことだと思う。ただ、TVから「ここで燃えなきゃ日本人じゃない」とかいうアナウンスが流れるような雰囲気の中で、そんな報道が今回の盛り上がりの大きな要因の一つなのだとを考えた場合、今回の報道方法・姿勢・内容(上記以外にもたくさんの点)が戦時中のそれに酷似していること、そしてそのことを指摘し危惧する声が存在しているということを、しっかりと覚えておきたいと思います。報道ということに関しては、大会の評価一つをとっても、その評価する国によって、大きな差が出ることは間違いなく、そしてそれはその国の主観と作為的意図が基になっているのも間違いありません。そもそも万人が納得するような「客観」や「公平」となどというものがこの世に存在すること自体が最初から不可能で、そのような情報を元に我々は判断を下して行動していかなければならないのだということも忘れてはいけないのでしょう。公平といえば、審判のジャッジ問題もそれが結果的に諸国間に横たわる溝をよりはっきりと浮かび上がらせる形になって大変興味深かったですね。それぞれに根強く残っている他国に対する嫌悪感・劣等感・対抗心・偏見。でももしぶちまけちゃってみればきっとそれぞれそんなのお互い様なんじゃないかな、なんて。そんなこんなでW杯は終わりました。満足できた人にも満足出来なかった人にも終わりがきました。

さあ、あらたなるはじまりへとすすもうか。


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2003年 コメント

なにやら唐突にナショナリズムとW杯について一言申し上げたかった模様。
頭の程度がばれてしまうからやめておけ(苦笑)

サイトうんぬんはこのころ運営していた別ジャンルのサイトのこと。
帰り道を見つけるための目印のパンはお約束通り小鳥さんが食べ(略


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やまいぬ