先日選挙の話を書こうと意気込んでたけど、
なんとなく面倒になりつつあります。

書きたかったことは　「予想ゲームとして選挙を楽しむ」ってこと。
面白そうな場所を選んで誰がどの程度で当選するかを勝手に検討します。
ある程度場所に対して思い入れのあったりする所のほうが情報が集めやすいのでお勧め。

例えば千葉県成田市市長選。
今年の選挙の一大テーマは市町村合併問題。
例に漏れず成田市もこれで一悶着あり、前市長は引責辞任。
この席を巡って３人の対立候補が争います。
しかし、実質的には小林攻・小泉一成氏（共に無新）の一騎打ち。
ここまではまぁ普通の市長選なのですが、
この小林攻氏（60）、実は市長選で３回落選し続けているチャレンジャーです。
今年で選挙活動12年目。いいかげん市長にさせてやれよという同情の声さえ聞こえてくるような気がします。
これを迎え撃つ小泉氏（46）。
おっさん面の小林氏と比べて非常にフレッシュ。見た目もいいですね。
もちろん「選挙に落ちまくり」というイメージもありません。
どうやら地元経済界の支持も取り付けている模様です。
合併問題の話をするのは鬼門と踏んだのでしょう、実は両者の政策はあまり変わりません。

ここで両者を比較。
小林攻ちゃんは12年間選挙に落ちつづけているものの
裏を返せば12年間選挙活動をしているようなものです。
地元住民の知名度は小泉氏より一歩リード。前回の選挙でも2万票弱を集めました。
そこそこの支持母体は持っていると考えられます。
一方、小泉氏の売りはなんと言ってもフレッシュさ。そして地元経済界からの支持。
本人も「今年は挑戦者の気持ちで」と言ってました。
一回くらいは攻ちゃんに市長の座をくれてやる気持ちでいるのでしょうか？

前回の市長選の投票数から見て、今回も有効投票数は45000を切る所にあると思います。
3人目の候補者は、戦う前から戦力外通告。多くて2000票。もう少し少ないかな？
問題はおさむちゃんと小泉氏がどのくらいの僅差で戦いを終えるかということです。
お互い支持基盤はあるということで、あまり差はでないと予想すると
おさむちゃん22500、小泉氏20500　くらいでしょうか。
おさむちゃん2万票は堅いと思うので、小泉氏がどこまで伸ばしてくるかが最大のポイントです。

まぁ、そんなことを考えながら選挙速報に望みます。
他の地域もこんな感じでいくつか予想を立てる訳です。
速報を見ながら、大興奮の一夜が過ごせることは間違いありません。
ピッタリ当たった時などは、思わず一緒に万歳三唱です。
お主、良くやった　ってなかんじです。

ただ、地元情報を得るのは以外に面倒ですし、それが何地域にも渡ると、
自分の選挙区なんかどうでも良くなってきます（笑
例え大正解でも、完全に予想が外れても、何の見返りもありません。
証券会社がやっている株式投資ゲームのようなものです。

数年に一度の選挙というお祭り。
トンデモ候補の発掘はもちろんのこと、地味な遊びも楽しいのです。

結局成田市市長選は、攻ちゃんが1462票差で市長の座を勝ち取りました！

shimizu ｜MAIL