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以前人間トルソーをお願いしたときに、ぴよたさんに本をお貸しして、その代わりムックを3冊お借りしていていて、一度返却がてらランチでもということになっていたのだが、お互いの休みが6月なってやっと合い、丸の内周辺でお落ち合うことになった。6月ならば単衣ですね、ということでエアコンをかけながら着付け。先日マダムのお稽古で着た通りのコーディネートで、相変わらず襦袢から下は冬仕様。着付け自体はよいペースでできたのだが、出かける段になって鍵が見当たらなかったり袋物を探したりして、出るのが遅れて結局遅刻。丸の内に着物で出かけるのはこれで3回目だが、3回ともいつも10分ぐらい遅刻。 ぴよたさんは大島紬風の単衣に織りの単衣帯を二重太鼓に締めて、全体的に紫っぽいコーディネート。ビーズのこぶりのバッグが可愛かった。お目当てのお店は、1階がカフェ2階がレストラン。レストランは待ち合わせ時間ではまだ営業しておらず、待ちきれないならカフェ、待てるならレストランという選択があったのだが、お互い決めきれずにぐずぐずしているうちにレストランオープンの時間になり、フレンチレストランへ。 前菜、メイン、デザート、グラスシャンパンなんか飲んじゃったりして、お高いけどせっかく都会まで出てきたんだからという価値のあるゆったりしたランチになった。 まだ話足りなかったので、ひとまずお店を出て銀ブラしてお茶でも、と思ったのだが、お互い本を3冊もったまま炎天下をブラブラするのはちょっと無謀だということに気づき、これ以上歩いているとうっかり呉服屋さんを見つけてしまうかもしれないので、さっさとお茶を飲むことにする。ミキモトの新しいビルにラウンジがあるというので、そこで入ってお茶。ケーキ単品でちょっとしたランチができそうな値段なのにコストパフォーマンスが悪そうなので、アイスティーだけにする。美味。このビルは伊藤豊雄設計。天井まで吹き抜け、変わった形の窓、梁や柱のほとんどない構造体に興奮する。 MIKIMOTO Ginza 2 http://ginza2.mikimoto.com/fg/index.html ぴよたさんと二人きりで会うのは何年ぶりだろう、もしかして初めて??譲られたもののお手入れ代の嵩みようについて、ネット上の人間関係について、最近のぞいているブログについてなど、着物の話、ネットの話などをして、楽しかった。ありがとうございます。またお着物オフしましょう。 「似合う似合わないは別として本人が着たいものを着るべき。」という説は、あてがい扶持を着ている今の私にはちょっと新鮮だった。好きかどうかで判断するほどまだ目が肥えていないというのもあるのだけど、たとえ同じようなものが手元に集まったとしても、着たいものを着るのが一番いいわよね。身体は一つだし、体力にもいつまでも着られるわけじゃないし、似合うものをしぶしぶ着るヒマはないかもしれない。
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