WELLA DiaryINDEX|past|will
はしか休講で時間がぽっかり空いたので、前から見たいと思っていた映画「クイーン」を一人で見る。平日なので空いているだろうと思って遅く行ったら、シルバー世代ばかりでぎっしり。100名ほどの小さい映画館なのだが事前に整理券が配られ、番号順に10名ずつ中に入るしくみで完全に満員になった。私は油断していたので前から2列目になってしまい、映画に入り込むまではちょっと苦しい体勢だった。 映画はもうBritish,British。常に舌の先が前歯の裏にくっついたような、吐息までが自己主張するような、英語のシャワーを浴びている感じ。ブレアは日本だと「ぶれぁ」になるが、イギリスでは「ぶれあぁ」で、特に最後の「あぁ」が大きく口をくつろげたようになる発音とか、ずっと舌が前のほうに来ちゃってる「エリザベス」の発音とか、もうたまらん。 若造トニー・ブレアがすごくいい人に描かれているという前評判を聞いていたのだが、本当に「いい奴」だった。ダイアナさんが亡くなった翌年に私たちはイギリスにいて、ちょうど1年たった日にうろうろとロンドンを歩き回ったりしたのだけれど、あの頃のブレアは本当に颯爽としていてよかった。ブレアの話し方も好きなので、彼を演じた俳優の話し方がそっくりなのもまたよかった。 堪能。 映画の後は、母の誕生日プレゼントに手書きパッドつきの電子辞書を買い(私が持っているのより高機能!使いこなせるのか??)、靴を修理に出し、北陸物産展でお土産を買い、電車の乗り継ぎもよく、なんだかいろいろなことがこなせてしまった。 非常勤先Bは、いよいよしらばっくれた学生と対峙しなくてはいけないかなどと、ちょっと緊張感が高まっていたのだが、麻疹で休講だそうだ。ちゃんちゃん。というわけで非常勤先全滅。
|