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関西在住の畏友マルコ嬢が上京するというので、おやそれじゃカラオケでもしましょう(にやり)ということになった。われわれの積年の悲願、中島みゆきばっかり歌うカラオケオフである。関西と関東のネットなかたがたの集まりででそれぞれ小規模ながら、みゆき&中国語オフとかやっていたのだが、今回はいよいよ西からマルコ嬢が「うらみ・ます」ひっさげてやってくるので、自然と力が入る。マルコ嬢は昼間、働く母たちとの集いを挙行するというので、行きがかりで花見&カラオケということになり、待ち合わせは九段下の駅に程近いコーヒーショップにした。そこでさくっと集合し、さくっとお堀端で桜を愛で、さらに行きがかり上、一番近いカラオケやとしてイタリア料理店の上のパーティールームでえんえんと…という計画だったのだが、しかしまさかわれわれのオフに合わせて桜が満開になろうとは、予想していなかった事態だった。 九段下駅に着くとわらわらと車内の半分ぐらいが下車。駅の女子トイレで行列。地上に出れば、九段坂が人でびっちり。老若男女がにこにこと九段坂を目指していく。コーヒーショップ前でマルコ嬢と見知った顔数人。コーヒーショップも満員で、ありゃどうするべと思うと、敏腕幹事のマルコ嬢はすでに裏手にある韓国料理屋を抑えてある、という。ぱちぱち。急遽うすぐらい韓国料理やでナムルやキムチなどをつつきながら、子供も交えた十数人で昼から飲む集いに変更。それぞれのバッグの中には、レジャーシートとか、おやつとか紙コップとかがそ知らぬ顔して潜んでいるのであった。 メンバーがあらかたそろったところで自己紹介。とりならべなどをしているメンバーと、マルコ嬢の働く母人脈とで、私のネット人脈総決算みたいな顔ぶれなのである。そこには「お花見した後イタリアンを食べながらカラオケいきますけどいかが?」「それはいつぞやの中華食べながらカラオケみたいなもの?」「ええ、そんな感じですね」などという私の適当な誘い文句に導かれてやってきたNEOさんもいて、状況がよくわからないまま一番に自己紹介を指名される。が、ひるむことなく淡々と自己紹介をこなし、別テーブルで初対面の人達に囲まれながら歓談している。さすが。 適当にバラけて盛り上がった後、このまま花見をしないのは我慢ならんと、NEOさんの誘導でさくら祭りでカレーなどの出店が並ぶ神保町を抜けて、ひよひよとした桜を見ながら、木の周りで参加者の一人が持参した串団子をいただく。ここで子連れの皆様はお別れ。集合場所と解散場所とで駅が変わってしまったので、皆様から口々に乗り換え案内を請われ、頭をひねって答える。その甲斐あってかなり頭の中に路線図を明確に浮かべられるようになった(あとで「れいこなさんて歩く駅前探検倶楽部みたいな人だわ」とお褒めの言葉をいただいた) 次はイタリア料理のカラオケや。20人ぐらい入れそうな部屋で、いきなり興奮。お店の人に「は、はじめていいですか」と戸惑われつつ、常に中島みゆきのページを開いておくかリモコンをはさんだままなの状態にしてがんがん歌いまくる。リモコンの調子がいまひとつで、曲をセットして転送しても受理されない。リモコンには「転送されました」と出ているのだが、空のかなたに消えてしまった様子。 期待していたほど中島みゆきの曲は入っていなかったので、とりあえず「あ」から順番に入れて歌える人が歌ったらどうかという案も出る。中島みゆき以外を歌いたいときは『すみません!唄わせてください!』と一言謝って歌わなければいけないルールでガンガンと歌っていると、結婚式の二次会と思しき若造がドアの窓を覗き込み、「われわれもダメかな?」などといかにも離れしない誘い方をしてくる。「こちら、子持ちの主婦ばっかりですよ」と断るが、何度かこちらを覗いてくる。いっそ招き入れて圧倒させようかなどとおばちゃんなことを言い合いながら歌う歌う。結局遅れて到着したようこさんを交えて「えっと、柏原よしえも中島みゆきのあったよね」とか「作詞中島みゆきならOKだよね」などといいながら、1時間延長して歌い、計3時間30曲ほど歌いまくった。 しめは対岸から桜を見つつ九段坂を靖国神社の鳥居まで行って、歩道橋をわたって牛が淵に映る桜をを覗き込みつつ夜桜見物のそぞろ歩き。その後お茶をして11時前に解散。はー長い一日だった。
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